出版社内容情報
ちいさなしまにひとりのおとこがながれつき、そこらじゅうのさかなをとりはじめました。やがて、さかなはすっかりいなくなり、うみはタコだらけに…。人間といきもの共生を描いた秀作絵本、待望の復刊。
内容説明
ほかの生物のいのちを大切にし、いろんな生き方をしている連中といっしょに人間も生きてるんだという認識や、その根底にある優しさこそ幼い子供たちに知ってほしいことだと、著者は考えていますが―そのあたりのこころを幼い子供からでも分るように書いた作品がいくつかあって、これもその一つです。ここに生きるタコの子供たちの哀れにも懸命なこころねをみごとに表現してくださった長さんの絵とともに、いのちの環ということをお考えいただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
5
豊かな海を荒らすのは、いつも人間。欲と得とで後先考えなし。海から命をいただくと思えない者は、魚をとってはいけないのだ。バランスがとれてこその、環境。命はその環を巡っている。2014/11/04
きのみ
4
2歳児が選んで借りた図書館本。ちょっと早かったです。文字も小さいし。子どもには読まず、自分で読みました。/ お話はとても良かったので、娘が大きくなったらまた読みたいな。いまは適切な年齢が分からないけど、4歳くらいで試してみようと思います。2018/09/25
