出版社内容情報
社員研鑽用展示室に「失敗からの学び」を掲げるパロマ。失敗しても「助けられ支えられて今がある」。800年の歴史においてパロマ創業家はどのような危機に遭遇し、それらをどのようにして乗り切ったのか、危機乗り切りの経営哲学としてそこから抽出されるものは何であったのか。倒産再生実務に精通した元裁判官の筆者を通じて敷衍した、歴史愛好家のみならずビジネスマン必読の書。
内容説明
鎌倉時代までルーツを遡るパロマ創業家。一家存亡の危機において、何が「助け」と「支え」を生み出したのか。
目次
第1章 源平合戦とパロマ創業家
第2章 中世のパロマ創業家
第3章 二階堂氏の滅亡と保土原家・常松家・小林家
第4章 江戸時代のパロマ創業家
第5章 幕末期のパロマ創業家
第6章 明治前期のパロマ創業家
第7章 明治後期のパロマ創業家~製造業の創業
第8章 戦中期のパロマ創業家
第9章 終戦の直前・直後期
第10章 パロマの商標名の採用とガス器具製造業の発展
第11章 第4代当主による事業展開
第12章 第5代当主による事業展開
第13章 危機克服の経営哲学
著者等紹介
園尾隆司[ソノオタカシ]
1949年生まれ、1972年東京大学法学部卒業、1974年東京地方裁判所補。札幌地方裁判所判事、最高裁判所民事局第2課長、同第1課長、東京地方裁判所判事、最高裁判所民事局長、同総務局長などを経て、2007年静岡地方裁判所長。2009年東京高等裁判所部総括判事。2014年弁護士登録、西村あさひ法律事務所オブカウンセル。2015年~事業再生支援機構理事、2021年~東日本大震災事業者再生支援機構監査役、2023年~横河レンタ・リース株式会社社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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