出版社内容情報
数々の批判に負けず、認可取引所におけるビットコイン先物の取扱いを認めた米国商品先物取引委員会の第13代委員長、J.クリストファー・ジャンカルロが自らの行動と哲学、政府機関の内幕を語り尽くす。ジャンカルロは早い時期から暗号通貨の重要性を見抜き、議会の公聴会でネット世代が暗号通貨に強い関心をもつ理由に光を当てたことから、SNS上で「クリプト父さん」(Cryptodad)と呼ばれるようになった。テクノロジーが社会を大きく変えること、貨幣のイノベーションが不可避であることを認識しつつ、自由な社会の本質的な価値を守るためには、新たな貨幣に伝統的な価値をビルトインすることが不可欠であると説く。
内容説明
ネット世代の暗号通貨に対する強い関心に着目したことから、「クリプト父さん」と呼ばれた米国商品先物取引委員会クリストファー・ジャンカルロ元委員長。本書は、暗号通貨のリスクをふまえつつ、そのイノベーションの可能性に賭けたジャンカルロ氏が著した闘いの記録である。
目次
第1部 オープニング・ラップ(スワップにはまる;スタート位置;ハイウェイを突き進む;地平線を見渡す;地元の人たちとの出会い)
第2部 計器盤を読む(ハンドルをしっかり握る;ビットコイン、首都ワシントンにやってくる;いざ出発)
第3部 スリップストリーム(抵抗を受ける;「クリプト父さん」;大統領執務室;道は続く)
第4部 フィニッシュ・ライン(最終ラップ;チェッカー・フラグ;暗号通貨の曲がりくねった道;デジタル・ドル)