出版社内容情報
馬渕 治好[マブチ ハルヨシ]
著・文・その他
内容説明
医療情報と投資情報の類似性とは?コロナ禍による株価の一時的な暴落は本当にブラックスワンのせい?新型コロナウイルスの流行で幕を開けた2020年代、根拠に乏しい通説や極論に惑わされず、事実をもとに市場をみる力がますます重要に。人気アナリストが多様な視点から見通す、世界経済の現在と未来。
目次
第1章 「コロナ禍」でいっそう明確になった、医療情報と投資情報の類似性(以前から、医療情報と投資情報には、類似点が多かった;コロナ禍で一段と際立った、医療情報と投資情報の共通点)
第2章 「コロナ禍」だけが市場動向を一変させたのか(すべては「コロナ禍」というブラックスワンのせいなのか;市場波乱を引き起こした真相は、2匹の灰色のサイ、その1匹目は?;2匹目の灰色のサイズとは?;3月後半のパニックの発生と、その終息;世界経済が、コロナ禍を経て持ち直している;主要国の政策対応が景気を下支え)
第3章 「コロナ禍」でも登場した、「いつもの」怪しい説(本質をとらえず、根拠を把握しない、決めつけが横行;バブルか金融危機しかないのか;単一ファクター論は危険;横行する「陰謀論」)
第4章 「アフターコロナ」の世界経済と世界市場(ITプラットフォームの一段の普及は、IT以外の部分の変化が必要;反グローバル化か、真のグローバル化か;適切な企業の財務戦略は?)
著者等紹介
馬渕治好[マブチハルヨシ]
ブーケ・ド・フルーレット代表。1981年東京大学理学部数学科卒業、1988年米国マサチューセッツ工科大学経営科学大学院(MIT Sloan School of Management)修士課程修了。1981~2008年に(旧)日興証券グループ各社に勤務し、主に調査部門に所属。2009年からは、経験を活かし、大手金融機関等に所属せず独立した形で、広く世界主要国の経済および市場(株式、債券、為替、商品市況等)動向の分析業務を行っている。米国情報機関の外部アドバイザーも務めている。CFA協会認定証券アナリスト(Chartered Financial Analyst)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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