目次
第１部 資産管理における借入れの意義（戦略的借入哲学の概要；基本理念―財務的困難のコスト、影響、期間を軽減すること；戦略的借入れの実践―概観）
第２部 有価証券担保ローン（有価証券担保ローンの意義）
第３部 成功へのシナリオ（スプレッドの獲得を通じた長期的な富の拡大；あなたが必要とし、また欲している高価なものに関する全体的なファイナンス；結論―本書の本当の意味）
第４部 補論（借入れの種類；若年層や資産が限られている人のための戦略的借入れの実践；保証はない―狂気の世界における投資リスクの抑制 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラロッカ
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企業が最適な財務活動を行っている前提とすれば、家計は企業が当たり前に行っている適切な借り入れを行っていないのは大いなる錯誤だと著者は問題提起する。より具体的には有価証券担保ローンを設定せよという趣旨で、急に商売じみた話になる。病気や災害などで急な出費が必要になった時でも、ローンを使えば運用スタイルを変更せずにできるという主張は、米国でも腹に落ちづらい主張だと思うし、日本ではさらに理解されづらいだろう。著者も、この本を読む際に大事なのはオープンマインドだと言っている。2020/03/07
