内容説明
2000年代の世界的な金融危機を受けたOTCデリバティブ規制改革の全貌について、日本の動向と国際的な議論の双方を踏まえて、包括的に解説した本邦初の解説書。
目次
序章 CCPの役割とその重要性(CCPの役割;CCPの重要性の高まり ほか)
第1章 OTCデリバティブ取引規制の概要(OTCデリバティブ取引規制改革の背景;わが国の清算機関制度と外国清算機関制度 ほか)
第2章 FMI原則とその追加ガイダンス(FMI原則とその追加ガイダンス等;CCPのデフォルト・ウォーターフォールとスキンインザゲーム(SITG) ほか)
第3章 CCPの再建と破綻処理(CCPの再建(recovery)
CCPの破綻処理(resolution) ほか)
第4章 今後の課題(留意すべき3つの事実;今後の課題)
著者等紹介
羽渕貴秀[ハブチタカヒデ]
2001年東京大学法学部卒業。2006年米国デューク大学大学院MBA取得。2014年~2016年まで金融庁市場課市場業務室の課長補佐として、CCPを含む金融市場インフラの監督や関係する国際会議対応をカバー。専門は、金融市場インフラに関する国際基準・リスク管理。現在は、国内の公的金融機関に勤務。日本証券アナリスト協会検定会員。国際文化会館・新渡戸リーダーシップフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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