内容説明
医療と金融、対話を深化させる補助線。地域医療構想・地域包括ケアシステム…etc、医療施策が大きく変化する状況下、質の高い医療提供の持続に向けて、医療機関には将来を見据えた強固な経営戦略とマネジメントが求められている。医療機関が抱えるさまざまな課題・定性的要素を各種データ分析によって明らかにし、金融機関による事業性評価の実践に必要となる基礎材料を提示する。
目次
第1部 分析の視座(その1)―主に集患の観点から―(医療の収入構造分析;地域医療構想と地域包括ケアシステム;需給の見方(狭い領域と広い領域))
第2部 分析の視座(その2)―コストと設備投資の観点から―(事業収支の構造を考える(費用の観点)
設備投資に関する見方)
第3部 経営力のあり方(医療機関の特性に即した経営力;経営管理上の着目点)
第4部 経営力のこれから(経営改善とモニタリング;医療機関の連携について;経営的な観点からみた「医療機関と介護分野」)
著者等紹介
青山竜文[アオヤマタツフミ]
株式会社日本政策投資銀行産業調査部課長。1972年生まれ。1996年東京大学経済学部卒。同年日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。2005年米国スタンフォード大学経営大学院留学(経営工学修士)を経て、2006年よりヘルスケア向けファイナンス業務立ち上げに参画し、以降同分野向け業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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