内容説明
消費税の引き上げ問題、赤字国債の増加、社会保障制度や財政投融資の仕組み…国家予算や成長戦略の意味を理解し、身近に感じるために必須の知識を網羅。わたしたち=国民のお金は何に使われ、なぜ負担が増え続けるのか。先行きが見えない時代に、財政制度の役割をあらためて考える。
目次
第1章 政府の歳入―どうやってお金を調達しているのか(最も身近な所得税;転機を迎えた相続税 ほか)
第2章 政府の歳出―何にお金を使っているのか(生活や経済の基盤をつくる公共投資;効率性が求められる幅広い行政サービス ほか)
第3章 公債発行―政府の借金によるお金の調達(国債はどのように発行されているのか;活発な取引が行われている国債市場 ほか)
第4章 財政問題―なぜ財政再建が必要なのか(政府が借金することの合理性と不合理性;なぜ政府の財政は悪化したのか ほか)
第5章 新時代を迎えた財政投融資(財政投融資とは何か;20世紀の財投の功罪 ほか)
著者等紹介
川村雄介[カワムラユウスケ]
大和総研副理事長。1977年大和証券入社。同社シンジケート部長を経て、2000年長崎大学経済学部および同大学院教授。2012年より現職。現在、財政制度等審議会委員、企業会計審議会委員、官民ファンドの活用推進に関する関係閣僚会議幹事会委員、クールジャパン機構社外取締役、日本証券業協会自主規制会議公益委員、日本証券経済研究所理事などを務める
道盛大志郎[ミチモリダイシロウ]
大和総研常務理事。1979年大蔵省(現・財務省)入省。主計局主査、主税局課長、理財局次長、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)、税務大学校長などを経て、2014年国土交通省政策統括官。2015年大和総研客員研究員、2016年より現職、弁護士(第一東京弁護士会所属、TMI総合法律事務所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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