内容説明
“ポスト・アベノミクス”における「銀行収益構造」の姿を“科学管理会計”であぶり出す!
目次
第1部 理論編(“総点検”による「自己評価」が必要とされる“現行収益管理”;“総点検”「金利リスク収益管理会計」―「金利スプレッドバンキング」の技法;“総点検”「信用リスク収益管理会計」―「信用スプレッドバンキング」の技法;“総点検”「経費管理会計」)
第2部 実践編(“詳細設計”「収益リスク管理会計制度」―ベスト・フィット・スプレッドバンキング;“総点検”「スプレッドバンキング」―ケーススタディによる現状認識(1999年→2013年)と将来展望
“イノベーションシップ・バンキング”―“動態”収益←→リスク運営)
著者等紹介
大久保豊[オオクボユタカ]
1984年慶應義塾大学経済学部卒業。89年ケンブリッジ大学政治経済学部大学院修了(Master of Philosophy)。住友銀行(現・三井住友銀行)、マッキンゼー&カンパニー、鎌倉を経て、96年データ・フォアビジョン社を創設、2000年日本リスク・データ・バンク社を創設し、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
45
初版は17年前に出されていますが、今の低金利時代になって若干環境が変わってきている感じがします。バランスシートを見ても、銀行の負債は流動性預金が200兆円も増えて、逆に定期預金が減っています。資産はというと貸出金は伸びない代わりに公債が100兆円以上も増えているというのが現状です。このようなときのどのような収益管理手法を行ったらいいのかということが、改訂版の主題となっています。メガバンクあたりでは参考となりますが、地銀、信金あたりではどこまでできるか、という感じです。2015/05/18