講談社学術文庫<br> 日本探検

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講談社学術文庫
日本探検

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062922548
  • NDC分類 291
  • Cコード C0125

出版社内容情報

知の巨人は「日本」をどう見たか。『文明の生態史観』と『知的の生産技術』の間に書かれた梅棹学のターニングポイント、文庫化!梅棹忠夫こそは、戦後日本に屹立する知の巨人です。若き日に『モゴール族探検記』『文明の生態史観』『知的生産の技術』をひもといた人は多いのではないでしょうか。しかし、ここにもう一冊、あまり知られていないスゴイ本があります。それが本書『日本探検』です。
1955年のカラコルム・ヒンズークシ学術探検、1957年の第一次東南アジア探検から1961年の第二次東南アジア探検までの数年間、梅棹には一見「小休止」ともみえる時期があります。しかし、そんなことはありません。この期間にも彼の知的関心はやむことなく、その視線は「日本」に向いていました。それまでの探検で培った比較文明的、巨視的手法でみずからの生まれた社会を対象化したのです。
1959年に『中央公論』誌上ではじまった連載は7回にわたり、そのうちの4回分が翌年に単行本となりました(著作集では第5回の「事務革命」[大阪本町]を除くものが収録され、新たに著者自身による解説的な新稿が付されています。今回の文庫はそれに基づきます)。このあと梅棹は国立民族学博物館の設立という大事業に乗り出していくわけですが、「日本探検」は梅棹学が生態学から文明学、情報学へとフィールドを拡げていくうえでの転換点であったと位置づけられます。

本書の冒頭にはこう記されています。

「なんにもしらないことはよいことだ。自分の足であるき、自分の目でみて、その経験から、自由にかんがえを発展させることができるからだ。知識はあるきながらえられる。歩きながら本をよみ、よみながらかんがえ、かんがえながらあるく。これは、いちばんよい勉強の方法だと、わたしはかんがえている」

これぞ、梅棹の学問のありかたの神髄といえましょう。今回、初の文庫化で多くの読者の手に届くことを願います。

福山誠之館
大本教
北海道独立論
高崎山
*中央公論社刊『日本探検』のためのあとがき
名神高速道路
出雲大社
空からの日本探検
*『日本探検』始末記


梅棹 忠夫[ウメサオ タダオ]
著・文・その他

内容説明

知の巨人はそれまでの探検で培った巨視的手法で己れの生まれた「日本」を対象化する。「文明の生態史観序説」と『知的生産の技術』の間に書かれ、梅棹学の転換点となった“知られざる主著”が初の文庫化!

目次

福山誠之館
大本教
北海道独立論
高崎山
名神高速道路
出雲大社
空からの日本探検
『日本探検』始末記

著者等紹介

梅棹忠夫[ウメサオタダオ]
1920年、京都に生まれる。京都帝国大学理学部卒業。理学博士。1955年京大カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊に参加。京都大学教授。国立民族学博物館の創設に尽力し、初代館長となる。1994年文化勲章受章。2010年、90歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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HANA

39
碩学の日本旅行記。とはいえ単なる旅行記ではなく、それぞれの章が文明論、文化論として読む事が出来る。最初の福山誠之館こそ福山の歴史案内の観を逃れる事が出来ていないが、続いての大本教から弾圧された新興宗教としてではなく、世界を舞台にした宗教という一面を考察している。北海道では中央と周辺、官と民を考え、高崎山では一つの学問の成立とそれにかける情熱を追っている。いずれも興味深く読めるが、ただやはり北海道とか名神高速道路を読むと隔世の感があるなあ。日本列島改造を経た現在の状況を、著者ならどう見るのであろうか。2015/02/26

my

5
梅棹先生の、なんと幅の広い知恵だろうと、改めて感銘。藩校の歴史から北海道のパイロットファーム、高崎山の猿から出雲大社の結婚文化の成り立ちまで。好奇心の感度の高さに、脱帽です。そしてなにより、1960年に刊行されたものとは思えない、今でも色あせることのない斬新な切り口。堅苦しい、証拠を集めたようなものではなく、事実に基づいた類推が物語のように展開されていきます。それは、論文だけでなく、自らの足でフィールドワークにいったからこそ、自分の言葉で語れるのだと、感じました。2019/02/17

紙狸

3
単行本は1960年刊行。未収録の稿を含めた文庫本は2014年に出た。梅棹忠夫が日本各地でフィールドワークをする。この本で確認できた梅棹の思考パターンは、欠如の発見だ。日本の1950年代の自動車道の貧弱さを論じた章で、西洋と違って、日本では馬車がなかった点を指摘する。西洋では馬車道が自動車道の前身となったのだ。日本のサル学研究者は、西欧の学者と違って、観察するサルに名前をつける。サルにより近しい。彼我の違いの背景は、キリスト教文化圏か否か、だけではない。欧州には自生のサルがいない。日本にはいる。2019/07/01

ぼび

2
4/52016/02/29

コカブ

2
1960年頃に書かれた文章で、「福山誠之館」「大本教」「北海道独立論」「高崎山」「名神高速道路」「出雲大社」「空からの日本探検」を収録している。それぞれの該当地域を取材してから、関連する思考を広げている。思考については今書いてもさほど変わりはないと思うが、文章中の”今”が50年も前なので、時代の空気が違う。例えば都井岬に行くのに悪路を行っているが、今はそんなことがない。そういう点では時代を感じるが、思考部分は変わらない。とはいえ、基礎としている事実が古いので、今この文章を書いたらどうなるのか気になる所だ。2015/04/09

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