内容説明
経営者(ヒト)・設備(モノ)・財務(カネ)を有機的に捉える。「経営者と事業戦略」「マーケティング」「財務分析と財務戦略」など企業の実態把握、融資・審査のポイントが満載。すべての融資担当者のための最新バイブル!
目次
第1部 経営者と事業戦略(企業審査とは;沿革・経営者・経営体制をみる;事業概要をみる)
第2部 マーケティング(生産状態をみる―マーケティング(1)
財売状態をみる―マーケティング(2))
第3部 財務分析と財務戦略(財務体質をみる;事業計画および収支予想・償還能力をみる;担保をみる;審査調書)
著者等紹介
久保田政純[クボタマサズミ]
1943年生まれ。66年、東京大学経済学部卒業。同年、日本興業銀行入行。審査部、外国部アジア班、ジャカルタ駐在。和光証券事業法人本部部長などを経て、89年経営コンサルタント(中小企業診断士)開業。公認会計士第三次試験委員、常磐大学国際学部教授、明治大学大学院グローバルビジネス学科非常勤講師を歴任、麗澤大学・大学院特任教授、(株)カククス・インベスト代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
15
ほかの読まれた方の感想にも書いたのですが、実務必携ということで書かれていますが内容的には、実務というよりも教科書といったほうがいいのではないでしょうか?著者は元興銀マンですが、大企業あるいは中堅企業あたりが相手ならばこの本でも通用するのですが、ほとんどは中小零細企業でその分析のためには相手に飛び込んで行って社長の人となりや現場を見ていかねばならないと思います。そこのところでは実務とは言えないのではないでしょうか?入門書としてはいいと感じます。2014/10/22
Yoritoku Nakagawa
1
すべての融資担当者のための最新バイブル!と銘打っているが、この内容で融資審査が行われているのであれば、銀行員の目利き力が衰えていく一方なのも頷ける。この内容が通用するのは大銀行が大企業を相手にする場合だけだろう。中小企業に関する考察が一切なされていないのは著者のその方面の経験不足によるものだと思われる。2014/06/29
徐 望源
0
元興銀審査部の久保田政純氏による、理論明晰かつ非常に現場感のある大著。「BSを満足に読みこなせて初めて財務が分かったと言える」という趣旨の記載があったが、その真髄が解る。実務家であっても論点整理には勿論、目から鱗の箇所も数多くある筈。座右の書としたい。2020/05/01
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