内容説明
動産評価は企業の実態把握だ。企業審査そのものである。動産評価鑑定の第一人者たちが「コンサルティング機能強化」の視点から、「目から鱗」で「腹に落ちる」最適な企業実態把握の要諦を開陳。シリーズ第三弾。
目次
第1章 動産評価で進化するリレバン(「動産評価イコールABL」にあらず!;ABLは“劇薬”;貸し手も借り手も覚悟がいるABL;“動産評価の精緻化”が導き出す新展開;金融機関はどうすればよいのか)
第2章 動産担保融資と動産評価(動産担保融資とは何か;動産評価の意義)
第3章 動産の評価・管理・処分(動産評価鑑定業務の流れ;動産評価鑑定業務の実際;動産管理業務の実際;動産処分業務の実際)
第4章 新流通市場と事例研究(新流通市場「ReMarket」;業種別動産評価・処分のポイント)
第5章 今後の中小企業取引の方向性(動産評価と電子記録債権が中小企業取引を変える!;パートナーシップバンキング;顧客支援に関するコラボレーション)
著者等紹介
多胡秀人[タゴヒデト]
東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、外資系金融機関勤務を経て、平成11年より地域金融・中小企業金融にかかわるコンサルティング業務に従事。平成15年よりアビームコンサルティング株式会社顧問。平成15年~19年まで金融庁「金融審議会金融分科会第二部会リレーションシップバンキングに関するワーキング・グループ」メンバー。平成19年より内閣府「行政減量・効率化有識者会議政策金融改革ワーキングチーム」委員。平成22年より金融庁「金融機能強化審査会」委員
久保田清[クボタキヨシ]
NPO法人日本動産鑑定理事長。昭和24年生。昭和43年埼玉銀行(現りそな銀行)入行。平成元年~11年、あさひ銀行(現りそな銀行)千住、水天宮、神谷町、上野、立川の各支店長を歴任。平成11年、株式会社ドン・キホーテ出向。業務本部長に就任。その後取締役を経て平成19年10月9日退任。平成19年10月10日より現職。平成18年~19年ABL協会正会員、平成19年10月~20年3月ABL協会オブザーバー、平成22年5月~ABL協会正会員
尾川宏豪[オガワヒロヒデ]
野村総合研究所金融システム事業推進部上級コンサルタント。昭和63年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)入社。国内営業店にて個人営業・中小企業営業等を経験する一方、本部では、信用リスク管理や経営企画等に携わる。平成18年5月より現職。これまで、リテール金融や金融商品取引法に関する調査実績あり。現在、動産・債権担保融資および電子記録債権に関する調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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