内容説明
信用リスク分析の“アート”に近い領域まで理解する！信用リスク分析を体系的に網羅する実務専門書シリーズの第１弾。
目次
第１章 信用リスクと信用スプレッド
第２章 信用商品の概要
第３章 信用ビジネス
第４章 信用判断手法
第５章 信用リスク分析の基礎
第６章 格付
著者等紹介
山内直樹［ヤマウチナオキ］
１９８３年京都大学経済学部卒業。１９８３年藤沢薬品工業株式会社（現アステラス製薬）入社、財務部配属。１９９２年ムーディーズ・ジャパン株式会社に転職。格付マーケティング担当。１９９７年ストラクチャードファイナンス格付担当。アナリストとして創成期における各種証券化商品の格付を付与する。２０００年マネージング・ダイレクターとしてストラクチャードファイナンス格付部門の統括責任者に就任。２００２年ムーディーズ・ジャパン株式会社代表取締役就任
森田隆大［モリタタカヒロ］
１９８３年ニューヨーク大学スターン経営大学院卒業（ＭＢＡ）。１９８３年ファースト・シカゴ銀行に入社。本店・東京支店にてマーケティング・審査担当。１９９０年ムーディーズ・インベスターズ・サービス本社に入社。シニアアナリストとして日本企業の格付を担当。１９９２年ムーディーズ・ジャパン株式会社に転勤。日本およびアジアの事業会社・プロジェクトファイナンス格付を担当。２０００年格付委員会議長を兼任。２００２年マネージング・ディレクターとして日本および韓国の事業会社格付部門の統括責任者に就任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユータス
3
おすすめ度☆☆☆☆☆（感動した）。信用リスクビジネスをしている会社に勤めるようになってしばらく経っての再読。昔読んだときはクライアントワークで受託の信用リスク分析屋だったけど、今は実務経験がある分だけ具体的なイメージを持ちつつ読めたし、この本の中で述べられてる基礎や心構えは刺さる部分が多かった。この本が書かれたのはサブプライムローン問題の少し後くらいでもうけっこう古いけど、モデルの限界とそれを使う信用リスク分析担当者の重要性は今でも今後も変わらないので心に刻まないといけない。繰り返し読む価値のある良い本。2023/07/19
ユータス
1
おすすめ度☆☆☆☆★。信用リスク分析担当者に不可欠な知識、基礎、考え方に関する本。伝統的な信用リスク分析に関するまさに教科書といえる本で、それなりの分量はあるが、信用ビジネスに関わるならいずれ必ず学んでおくべき内容が網羅されている。数理・統計モデルを使った定量的分析については概要を述べるだけであるが、定量的分析に関心がある人にこそ読んで欲しい本。サブプライム問題直後の少し古い本だが今でも読む価値がある。一点、シリーズの続刊が10年以上経っても出ていないことだけが残念。本書の新版と共にシリーズ復活を期待。2020/10/10
