内容説明
英国金融サービス機構(FSA)の元会長と国際担当幹部が、21世紀の金融市場にふさわしい金融監督規制システムを探る。
目次
第1章 国際金融規制の目的
第2章 最新の国際規制システム:理論と実際
第3章 国際金融機関と金融規制における役割
第4章 EU(欧州連合):特殊な事例
第5章 各国の規制構造
第6章 規制構造をめぐる議論
第7章 改革の必要性
結論 新たなリーダーシップの必要性
著者等紹介
デイビス,ハワード[デイビス,ハワード][Davies,Howard]
監査委員会、英国産業連盟などの要職を歴任後、1995年イングランド銀行副総裁。1997年FSAの前身、英国証券投資委員会の委員長に就任。FSA発足とともに初代FSA会長に就任。2003年ロンドン大学LSE校学長に就任後、現在に至る。中国銀行業監督管理委員会(CBRC)のアドバイザリーボード・メンバーの一人
グリーン,デイビッド[グリーン,デイビッド][Green,David]
1968年から1998年までイングランド銀行。その後、FSA発足とともにFSAの国際政策部門長に就任(1998‐2004年)。特に、金融サービスのEU単一市場発足に尽力。現在、財務報告審議会(Financial Reporting Council)国際部会のアドバイザーを務める
五味廣文[ゴミヒロフミ]
1972年大蔵省入省。1981年ハーバード大学ロースクール卒業(LL.M.)。大蔵省銀行局にて特別金融課長、銀行局調査課長を経て、1998年金融監督庁検査部長。2000年金融庁証券取引等監視委員会事務局長。その後、金融庁検査局長、監督局長を経て、2004年から2007年まで金融庁長官。2007年10月より西村あさひ法律事務所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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