出版社内容情報
10刷を重ねた債券投資のバイブル、12年ぶりの大改訂!債券市場の規模拡大、決済・取引制度の改革、商品の多様化、歴史的低金利、さらなる国債大量発行という“債券新時代”における必携実務書。
内容説明
債券運用者必須の知識(運用資金の性格の検討、リスク許容度とリスク・コントロール、リターンとリスクのトレードオフ、リスク要因の取捨選択、ALM、パフォーマンス評価、会計制度の理解etc)を、詳細・平易に解説。市場効率化の時代における利回り最大化行動の意義を問い直す。
目次
第1章 わが国の債券市場(債券とその市場;わが国債券市場の歴史 ほか)
第2章 債券投資分析の基礎(債券の利回りと価格の関係;利回り変動の実際 ほか)
第3章 債券のポートフォリオ運用(債券ポートフォリオ;債券ポートフォリオの運用方法 ほか)
第4章 債券の実務知識(債券の種類;債券の償還と利息 ほか)
著者等紹介
太田智之[オオタトモユキ]
1982年3月東京工業大学工学部卒業。1984年3月東京工業大学理工学研究科修士課程修了。1984年4月野村総合研究所入社、経済調査部勤務。1986年11月ニューヨーク事務所勤務。1987年11月システムサイエンス部勤務。1997年4月組織改正に伴い、野村証券(株)金融研究所に移籍。現在、野村証券(株)金融研究所主任研究員
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感想・レビュー
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Bashlier
6
5/5 証券アナリスト資格保有者が本書とブルースタックマンの債券分析を読めば、実務レベルで最低限の知識が身につくであろう。合計して1万円超の投資となるが、あなたの能力を効率よく高める良い読書になるに違いない。ブルースタックマンが債券の理論部分に集中した著作であるのに対して、本書は実際の債券投資において役立つ実践的な内容に重点をおいている。野村の債券ポートフォリオ運用は競合他社と比較して優れているパフォーマンスを揚げているケースが多いが、その真髄が詰め込まれている。やや難解だが個人投資家にも推奨。
駒場
3
読むのに恐ろしく時間がかかったんですけど、網羅的な教科書という感じでなかなか良かった。「投資戦略」とあるけど別に債券で一儲けしようという本じゃないです。債券ってなに?というズブの素人でも読み始められるように利回り計算、債券価格はどう決まるか、ポートフォリオ、国債とは何か、デリバティブとは、みたいな基礎的なことから書いてあるっちゃ書いてある、けど一回読んで全てを理解できた気がしない2014/10/07