出版社内容情報
第1章 日本の企業年金マーケットの過去・現状
第1節 米国における年金運用ビジネスの変遷
1 第1期(1970年代初期まで)
2 第2期(1970年代初期-80年代中盤)
3 第3期(1980年代中盤-現在)
第2節 日本における年金運用ビジネスの変遷
1 日本の企業年金マーケットの変遷
2 第1期(1990年代初期まで)
3 第2期(1990年代初期-現在)
4 まとめ(きたるべき日本の第3期)
第2章 戦略的年金経営について
第1節 受託者章任と年金ガパナンス
1 受託者責任強化の背景
2 年金のガバナンス
3 ガバナンスを追求する組織
第2節 年金経営のベースの価値
1 年金経営の目的
2 リスク・リターンのトレードオフ
3 年金ALM
4 サープラスを考慮した年金ALM
5 政策アセットミックスの管理
6 ピアグループ(PeerGroup)リスク
7 インデックスについての課題
8 オルタナティブ投資
9 不動産投資
第3節 年金経営における付加価値の追求
1 追求すべき付加価値とは?
2 資産配分運営に係る付加価値(付加価値①)
3 個別資産運営に係る付加価値(付加価値②)
4 戦略的年金経営のためのマネージャーストラクチヤー
5 年金コンサルティング会社の影響力
第4節 年金基金のリスク管理
1 リスク管理ガイドライン
2 リスク管理とガバナンス
3 基金運営における定量基準の導入
4 リスク・パジェッティング
第3章 日本における運用機関のあり方
住友信託の企業年金マ-ケット戦略
第1節 資産運用ビジネスの新たな潮流
1 メリル&パーラの『Success_in_Investment_Management』
2 ワトソン・ワイアット社の“ストラクチヤードアルファ”
3 両者の共通点
第2節 運用マネージャー間の低相関による運用効率の向上
1 運用機関を取り巻く環境
2 運用機関評価における定性評価の重要性
第3節 運用機関に求められる機能
1 運用機関に求められる高品質の運用プロダクトおよび運用アドバイス機能
2 高品質の運用プロダクトとは?
3 運用機関の行う運用アドバイス機能について
第4節 住友信託の企業年金マーケット戦略
1 マルチプロダクトの提供と運用アドバイス機能の発揮
2 マルチプロダクトのレベルアップの過程
3 マルチプロダクト型バランス運用
4 運用スタイル分散の必要性と実践例
5 不動産証券化商品
6 アウトソーシングを含めた商品(プロダクト)ラインナップ
7 運用アドバイス機能とその実例
8 組織別機能分担
9 まとめ
第4章 年金運用ビジネスの水平展開
第1節 年金運用ビジネスと観客セグメント
1 機関投資家向けサービスの位置づけ
2 資産運用ビジネスにおける三つの顧客セグメント
第2節 クロスオーバーする投資の器
1 投資手段として何があるか?
2 ファンド・オブ・ファンズ型投資スキー
内容説明
わが国の企業年金基金経営・運用のあるべき姿を大手運用機関のマネージャーが克明に示した本邦初の体系書。
目次
第1章 日本の企業年金マーケットの過去・現状(米国における年金運用ビジネスの変遷;日本における年金運用ビジネスの変遷)
第2章 戦略的年金経営について(受託者責任と年金ガバナンス;年金経営のベースの価値;年金経営における付加価値の追求;年金基金のリスク管理)
第3章 日本における運用機関のあり方―住友信託の企業年金マーケット戦略(資産運用ビジネスの新たな潮流;運用マネージャー間の低相関による運用効率の向上;運用機関に求められる機能;住友信託の企業年金マーケット戦略)
第4章 年金運用ビジネスの水平展開(年金運用ビジネスと顧客セグメント;クロスオーバーする投資の器)
著者等紹介
大塚明生[オオツカアキオ]
1976年京都大学法学部卒業。同年住友信託銀行入社。東京営業第一部、営業企画部、企画部を経て、1994年ALM部次長。1996年年金信託部次長。1998年年金運用部長(現職)
金井司[カナイツカサ]
1983年大阪大学法学部卒業。同年住友信託銀行入社。ロンドン支店、資金為替部を経て、1994年年金運用部(現在主任調査役)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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