出版社内容情報
金融機関が抱えている問題を浮き彫りに! 行員自らの価値を高め、さらなる顧客の信頼を得る方法。 新たな人事評価基準による活性化した組織。顧客指向に根ざした効率的経営組織の構築。規模に応じたIT戦略、リスク管理のマトリックス。
21世紀、スーパーナショナルバンク蘇生術のすべて。
第1章金融人自身にとっての勝ち戦略
金融人の自己資本/金融人のパフォーマンス評価/金融人のディスクロージャーとリスク管理
第2章金融人の価値を高めるための人事・報酬制度
価値創造における人事制度の役割/従業員価値を高めるための報酬制度/業績管理のための手法
第3章金融機関の勝ち残りキーポイント
勝ち残りのための要件/三つの羅針盤/適切な業績評価
第4章リージョナルバンクとIT投資
過熱するIT投資/米欧銀と邦銀におけるシステム投資の違い/情報系システムの誤解/システム化計画とは何か/経営計画とシステム化(事例研究)/自分自身を知る
◎達成度チェックシート集
内容説明
規制と枠組みから自由競争という大変革のなかで、組織としての金融機関は針路の大転換を求められている。組織が守られていたのと同様に、競争といいながらも同じ金融村のなかでの戦いでなんとかお茶を濁すことのできた金融機関で働く金融人たちにも、大きな意識変化が要求される。自由競争に慣れ親しんだ外資系金融機関や異業種が金融村に参入してくる大競争時代、彼らを迎え撃つ金融機関は自己資本比率を充実し、リスク管理を強化し、生き残りの道を模索している。金融機関の組織と歩調を合わせるように、そこで働く金融人たちも彼ら自身の自己資本拡充やリスク管理を行いつつ、自ら勝者として名乗りを上げなければならない。本書はこれからの時代を勝ち抜く金融人たちへの熱い応援歌である。
目次
第1章 金融人自身にとっての勝ち残り戦略(金融人の自己資本;金融人のパフォーマンス評価;金融人のディスクロージャーとリスク管理)
第2章 金融人の価値を高めるための人事・報酬制度(価値創造における人事制度の役割;従業員価値を高めるための報酬制度;業績管理のための手法)
第3章 金融機関の勝ち残りのキーポイント(勝ち残りのための要件;価値創造企業に求められる五つの要素;三つの羅針盤 ほか)
第4章 リージョナルバンクとIT投資(過熱するIT投資;米欧銀と邦銀におけるシステム投資の違い;情報系システムの誤解 ほか)