出版社内容情報
「情報システム」は、文明の萌芽から現代へと至る社会の変遷を主導し支えてきた社会システムの根幹といえる。
本書では、情報システムを、人々に情報を想起させる情報メディアを保存・管理したり運び届けたりする仕組みのように狭義に捉えるのではなく、社会生活を営む人々のコミュニケーションの一様式として社会的に捉えることで、複雑に入り組んだ迷宮のようなその全貌を解き明かす手がかりを示す。また、情報システムの核となる情報技術の行方について、示唆を得るための視座と分析枠組みを提示する。
目次
第1章 人々の日常生活での認識と実践
第2章 文明としての発展経緯
第3章 デジタル情報技術による情報システムの顕在化
第4章 情報システムとしての情報概念
第5章 組織活動を支え育む情報システム
第6章 情報システムとしての社会の様相
第7章 情報システムというメディアを捉える視点
著者等紹介
内木哲也[ウチキテツヤ]
1987年慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻博士課程修了、工学博士。現在、埼玉大学学術院大学院人文社会科学研究科(教養学部)教授。専門:情報システムの社会学、メディアコミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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