ワンス・アポン・アン・アルゴリズム―物語で読み解く計算

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ワンス・アポン・アン・アルゴリズム―物語で読み解く計算

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320124417
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3041

出版社内容情報

本書は,「計算」にまつわる様々な概念を,日常生活やよく知られた物語にたとえて描いている。『ヘンゼルとグレーテル』は森を抜けて家に帰るためのアルゴリズムを実行しており,『恋はデジャ・ブ』は決定不可能な問題の話であり,『シャーロック・ホームズ』はデータ構造を駆使して事件を解決している。『ハリー・ポッター』の世界の魔法は型と抽象化を通して理解でき,『インディ・ジョーンズ』は探索の複雑さを体現していることになる。議論されている内容は,アルゴリズム,記号と表現,データ構造,P=NP問題,言語・構文・曖昧さ,制御構造とループ,再帰,停止性問題,型,アルゴリズムの検証など多岐にわたる。

・森に置き去りにされた『ヘンゼルとグレーテル』は,どうやって家に帰った?
・『シャーロック・ホームズ』は犯人を見つけるのにどんなデータ構造を使った?
・『インディ・ジョーンズ』が潜り抜けた死の罠はどれくらい難しい問題か?
・『虹の彼方に』の楽譜はアルゴリズムで演奏は計算?
・『恋はデジャ・ブ』の繰り返しが終わるかどうかわかる?
・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とパラドックス?
・『ハリー・ポッター』の魔法が成功するのはどんなとき?

原著:Martin Erwig: Once Upon an Algorithm: How Stories Explain Computing, MIT Press, 2017.

第I部 アルゴリズム

《計算とアルゴリズム:ヘンゼルとグレーテル》

第1章 計算を理解するための道
1.1 問題をつまらないところまで持っていく
1.2 表現なくして計算なし
1.3 問題解決を超えて
1.4 ふたたび問題が起こるとき
1.5 「アルゴリズム語」を喋れますか?
1.6 ほしいものリスト

第2章 きちんとやる:計算が実際に起こるとき
2.1 多様性を作る
2.2 誰が実行している?
2.3 生存のコスト
2.4 コストの概要
2.5 コストの増大

《表現とデータ構造:シャーロック・ホームズ》

第3章 記号の謎
3.1 表現の記号
3.2 上から下まで記号
3.3 シニフィアンを理解する
3.4 記号と対象をつなぐ3つの方法
3.5 システマティックに表現を使う

第4章 探偵のノート:七つ道具
4.1 いつもの容疑者(ユージュアル・サスペクツ)
4.2 情報の統合
4.3 順序が問題になるとき
4.4 それは血筋だ(グロムバーグ家の人々)

《問題解決とその限界:インディ・ジョーンズ》

第5章 完璧なデータ構造を求めて
5.1 探索を速くする鍵
5.2 ボグルで生き残る
5.3 ディクショナリで数える
5.4 リーンスタートアップがよいとは限らない
5.5 効率性は平衡にかかっている
5.6 トライ木にトライする

第6章 整列を整理する
6.1 最初のものを最初に
6.2 好きなように分けて
6.3 最良のときはまだこれから
6.4 探究の終わり:これ以上のソートアルゴリズムはない,決して
6.5 このうえなく素晴らしい(恋愛小説家)
6.6 計算の保存

第7章 ミッション・イントラクタブル
7.1 秤を傾ける
7.2 実行時間が爆発するとき
7.3 運命共同体
7.4 涅槃の誤謬
7.5 役に立たないものを役立てる


第II部 言語

《言語と意味:虹の彼方に》

第8章 言語のプリズム
8.1 メロディーに注意する
8.2 文法規則
8.3 構造は木の上で育つ

第9章 正しい音程を見つける:音の意味
9.1 それは正しいようには聞こえない
9.2 意味を獲得する

《制御構造とループ:恋はデジャ・ブ》

第10章 洗う,すすぐ,繰り返す
10.1 永遠と1日
10.2 何もかも順調
10.3 ループはループはループ

第11章 ハッピーエンドとは限らない
11.1 制御不能
11.2 私たちはまだそこにいる?
11.3 終わりが見えない

《再 帰:バック・トゥ・ザ・フューチャー》

第12章 さっさと直せばうまくいく
12.1 そろそろ時間だ
12.2 どんなときも
12.3 ぎりぎり間に合う
12.4 不動点とともにパラドックスと闘う
12.5 ループすべきかループせざるべきか
12.6 再帰の多くの顔

第13章 解釈の問題
13.1 歴史を書き換える
13.2 もっと小さな足跡
13.3 ドッペルゲンガーがより多くを成す

《型と抽象化:ハリー・ポッター》

第14章 魔法の型
14.1 魔法の型と型の魔法
14.2 規則を支配する
14.3 規則を適用できないとき
14.4 法の執行
14.5 コードを組み立てる

第15章 鳥の目:細部の抽象化
15.1 手短に言うと
15.2 いつなのか言って
15.3 抽象化の続き
15.4 万能の型
15.5 抽象化の時間
15.6 機械の中の言語


用語集
訳者あとがき
索 引

Martin Erwig[マーティン エルヴィグ]
著・文・その他

高島 亮祐[タカシマ リョウスケ]
翻訳

目次

第1部 アリゴリズム(計算とアルゴリズム―ヘンゼルとグレーテル;表現とデータ構造―シャーロック・ホームズ;問題解決とその限界―インディ・ジョーンズ)
第2部 言語(言語と意味―虹の彼方に;制御構造とループ―恋はデジャ・ブ;再帰―バック・トゥ・ザ・フューチャー;型と抽象化―ハリー・ポッター)

著者等紹介

高島亮祐[タカシマリョウスケ]
2001年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、システムインテグレーターにてシステム開発業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mft

6
想定外に読むのが大変だった。浅く広く計算論のいろいろな話題が出てくるのだが、物語と絡めつつ説明するのがそんなに解りやすさにつながっていない気がする2019/02/08

reduce

3
巻末の用語集が便利。たとえ話が多くて理解しやすい。興味があった型と抽象化のところだけ読んだ。動的型チェックと静的型チェックそれぞれの利点と欠点が分かりやすい。2019/04/29

smapx

1
例え話を全て知ってるか、例えられる技術を全て知ってないと読みづらい🧐2021/04/13

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