情報の基礎・基本と情報活用の実践力 (第3版)

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  • サイズ キガイ判/ページ数 283p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784320123991
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3041

出版社内容情報

本書は,大学レベルの高等教育機関において標準的と考える情報リテラシ教育に求められる内容を提示しつつ,その内容に準拠したテキストとなるように構成されています。大学レベルで求められるのは,機器やアプリケーションの操作を中心としたいわゆる情報機器操作の訓練ではなく,情報化社会を生きていくための知識や技能として,情報技術の特性や影響,責任範囲などを考慮した適切な利用方法を身につけることです。そのため,本書では既存の特定の機器,機種,基本ソフトウェア,応用ソフトウェアに依存しない,実践に必要と考えられる普遍的な内容を具体的に提示するように努めています。
 第3版では,2010 年代になって急速に普及したスマートフォンやタブレット型PCといった携帯情報端末による個人のコミュニケーション活動を中心として,大きく変貌した私たちの社会生活環境に対応すべく内容記述を一部大幅に改訂いたしました。今回の改訂の主なポイントは,このような携帯情報端末の利用者に配慮するとともに,いつでもどこでもインターネットに接続できる環境を前提としたクラウドコンピューティング環境での機材の使用や,SNS によるコミュニケーションを想定した利用上の注意点や問題点などを随所に記述したことです。また,本書で例示しているOpenOfficeが第4版にバージョンアップされ,例示画面で使用していたWindows XP もMicrosoft 社のサポートが終了したことから,例示画面をWindows 10 およびOpenOffice 4 を用いて撮り直し,具体的事例やサービスに関する記述も現在一般的と考えられているものに差し替え,メーラもThunderbird を用いた記述に改めました。

第1章 必要とされるコンピュータの知識と技能
1.1 基本的な操作手順
1.2 コンピュータの基本的な仕組み
  1.2.1 ハードウェアとソフトウェア
  1.2.2 コンピュータの構成要素
  1.3 ユーザインタフェース
  1.3.1 ポインティングデバイスとGUI
  1.3.2 キーボードでの日本語入力
  1.3.3 キーボードとCUI
  1.3.4 ヘルプ機能の利用

第2章 情報活用の第一歩
2.1 個人的な調査
2.2 コンピュータによる情報の基本的な扱い
  2.2.1 WWW を用いた情報検索
  2.2.2 情報の整理と加工
  2.2.3 情報の保存
  2.2.4 ネットワーク型コンピューティング
2.3 レポートの書き方
  2.3.1 調査報告レポート
  2.3.2 レポートの読み手への配慮

第3章 情報手段の特性を考慮したコミュニケーションの実践
3.1 電子メールによる情報交換
3.2 CMC とその基本機能
  3.2.1 葉書のような電子メール
  3.2.2 メーラの基本的機能
  3.2.3 ファイルの送受信
  3.2.4 その他のCMC
3.3 CMC の特性と利用マナー
  3.3.1 電子メッセージの特性と利用マナー
  3.3.2 電子ファイル送受信の注意点と利用マナー

第4章 よりよい問題解決のための情報の科学的な理解
4.1 信頼性のある一次情報への接近
  4.1.1 情報の信頼性
  4.1.2 一次情報への接近
  4.1.3 参考文献と注
4.2 表計算ソフトウェアを利用したデータ処理
  4.2.1 表計算によるデータの整理と加工
  4.2.2 表計算ソフトウェアの機能
  4.2.3 発展的利用方法と表形式資料
4.3 シミュレーションによるオリジナルな情報の創造
  4.3.1 意思決定を支援するWhat if 分析
  4.3.2 不確実な状況での意思決定支援

第5章 情報社会に参画する態度とプレゼンテーション
5.1 ワープロソフトウェアを利用した資料作成
  5.1.1 文書のデザインと整形
  5.1.2 図表が混在した文書を整形するための機能
  5.1.3 文書のデザインおよび整形における注意点
5.2 プレゼンテーションソフトウェアを利用した口頭発表
  5.2.1 スライド資料の作成
  5.2.2 プレゼンテーションソフトウェアの特徴と利用上の注意点
5.3 不特定多数に向けた情報発信
  5.3.1 HTML  
  5.3.2 WWW 発信の注意点1(知的財産権の問題)  
  5.3.3 WWW 発信の注意点2(発信者責任について)

付録A OpenOffice 操作Tips
A.1 OpenOffice 4 Calc における印刷手順
A.2 OpenOffice 4 Calc における連続値の入力
A.3 OpenOffice 4 Writer における表の作成
A.4 OpenOffice 4 Writer における文書の装飾
A.5 OpenOffice 4 Writer におけるヘッダとフッタ
A.6 OpenOffice 4 Writer におけるより複雑な文字の装飾
A.7 OpenOffice 4 Writer における文字の位置合わせとルビ
A.8 OpenOffice 4 Impress におけるスライドの作成
A.9 OpenOffice 4 Impress におけるページスタイル設定機能
A.10 OpenOffice 4 Impress におけるスライドの編集
A.11 OpenOffice 4 Impress におけるスライドの印刷

付録B
国際標準化機構(ISO)による国の識別コード
バイオリズム診断表

目次

第1章 必要とされるコンピュータの知識と技能(基本的な操作手順;コンピュータの基本的な仕組み;ユーザインタフェース)
第2章 情報活用の第一歩(個人的な調査;コンピュータによる情報の基本的な扱い;レポートの書き方)
第3章 情報手段の特性を考慮したコミュニケーションの実践(電子メールによる情報交換;CMCとその基本機能;CMCの特性と利用マナー)
第4章 よりよい問題解決のための情報の科学的な理解(信頼性のある一次情報への接近;表計算ソフトウェアを利用したデータ処理;シミュレーションによるオリジナルな情報の創造)
第5章 情報社会に参画する態度とプレゼンテーション(ワープロソフトウェアを利用した資料作成;プレゼンテーションソフトウェアを利用した口頭発表;不特定多数に向けた情報発信)
付録A OpenOffice操作Tips
付録B

著者等紹介

内木哲也[ウチキテツヤ]
1987年慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了(電気工学専攻)。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授、工学博士

野村泰朗[ノムラタイロウ]
1999年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了(人間行動システム専攻)。現在、埼玉大学教育学部心理・教育実践学講座准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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