出版社内容情報
コンピュータネットワークが身近な郵便配達の会社モデルにたとえて解説されている。ルータやIPアドレス,パケットといった各機器や役割は会社の社長や秘書,郵便局や郵便配達トラックといったキャラクターに置き換えて解説されており,これらのキャラクターの動きや役割を通してネットワークシステムにおける個々の技術の目的を把握することができる。さらに実際のコンピュータネットワークを動作させて,その機能をプロトコルアナライザによるデータを示すことによって,実状況を通した詳細な理解を深めることができる。
第1章 コンピュータネットワーク
1.1 はじめに
1.2 インターネット
1.3 プロトコル
1.4 本章のまとめ
演習問題
参考文献
第2章 階層構造
2.1 ネットワーク構成例
2.2 階層の考え方
2.3 OSI参照モデル
2.4 プロトコルアナライザ
2.5 本章のまとめ
2.A 付録:Wireshark
演習問題
第3章 Webの仕組み
3.1 Webシステムの概要
3.2 HTML
3.3 Webブラウザ
3.4 Webサーバ設定
3.5 Webシステム全体像
3.6 本章のまとめ
3.A 付録:Webサーバ設定
演習問題
第4章 HTTP
4.1 HTTP特徴
4.2 プロトコル動作
4.3 プロトコルアナライザによる実パケットキャプチャ
4.4 本章のまとめ
4.A 付録:Hypertext Transfer Protocol特徴
演習問題
第5章 物理層
5.1 「0」と「1」の伝送
5.2 シリアル通信
5.3 無線LAN
5.4 物理層での接続
5.5 本章のまとめ
演習問題
第6章 データリンク層1(フレーム)
6.1 データリンク層概要
6.2 データリンク層具体例
6.3 データリンク層の通信
6.4 ネットワーク接続
6.5 本章のまとめ
6.A 付録:MACアドレス製造者ID
6.B 付録:getmacコマンド
6.C 付録:フレームチェックシーケンス
演習問題
第7章 データリンク層2(メディアアクセス制御)
7.1 データの衝突回避
7.2 CSMA/CD
7.3 CSMA/CA
7.4 CSMA/CR
7.5 トークンパッシング
7.6 TDMA
7.7 ポーリング
7.8 併用モデル
7.9 CDMA
7.10 性能
7.11 本章のまとめ
演習問題
第8章 ネットワーク層1(基本的役割)
8.1 ネットワーク構成
8.2 IPアドレス
8.3 IP(インターネットプロトコル)
8.4 本章のまとめ
8.A 付録:ICMP
演習問題
第9章 ネットワーク層2(IPアドレス)
9.1 IPパケット
9.2 IPv4アドレス
9.3 サブネット
9.3.1 サブネットマスク
9.4 マルチキャスト
9.5 アドレス割当
9.6 IPv6
9.7 本章のまとめ
演習問題
第10章 ネットワーク層3(ルーティング)
10.1 経路選択
10.2 ルータの経路表
10.3 ルーティングプロトコル
10.4 ネットワークアドレス変換
10.5 本章のまとめ
10.A 付録:routeコマンド
演習問題
第11章 トランスポート層
11.1 トランスポート層役割
11.2 TCP
11.3 UDP
11.4 ポート番号
11.5 本章のまとめ
11.A 付録:netstatコマンド
演習問題
第12章 セッション層,プレゼンテーション層
12.1 セッション層およびプレゼンテーション層の位置付け
12.2 ソケット
12.3 インターネット電話
12.4 文字コード
12.5 コーデック
12.6 セキュリティ
12.7 本章のまとめ
演習問題
第13章 アプリケーション層
13.1 アプリケーション層とは
13.2 Telnet
13.3 電子メール
13.4 FTP
13.5 TFTP
13.6 本章のまとめ
13.A 付録:POPコマンド抜粋
13.B 付録:SMTPコマンド,ステータス抜粋
13.C 付録:FTPコマンド抜粋
演習問題
第14章 Webアプリケーション
14.1 Webシステム
14.2 CSS
14.3 JavaScript
14.4 ステート
14.5 Cookie
14.6 CGI
14.7 Webアプリケーション
14.8 本章のまとめ
演習問題
第15章 ネットワークシステム
15.1 ネットワークシステム構成
15.2 Proxy
15.3 DNS
15.4 負荷分散
15.5 インターネットの脆弱性
15.6 これからのコンピュータネットワーク
15.7 本章のまとめ
演習問題
演習問題解答例
索 引
目次
コンピュータネットワーク
階層構造
Webの仕組み
HTTP
物理層
データリンク層(フレーム;メディアアクセス制御)
ネットワーク層(基本的役割;IPアドレス;ルーティング)
トランスポート層
セッション層、プレゼンテーション層
アプリケーション層〔ほか〕
著者等紹介
三木光範[ミキミツノリ]
現在:同志社大学大学院情報工学専攻教授。1978年大阪市立大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士。大阪市立工業研究所研究員、金沢工業大学助教授を経て1987年大阪府立大学工学部航空宇宙工学科助教授、1994年同志社大学工学部教授
佐藤健哉[サトウケンヤ]
現在:同志社大学大学院情報工学専攻教授、モビリティ研究センター長。1986年大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。同年住友電気工業情報電子研究所入社。1991~1994年スタンフォード大学計算機科学科客員研究員。2000年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。米国AMI‐C、Inc.チーフテクノロジストを経て、2004年より現職。名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター特任教授兼務。博士(工学)。情報処理学会、IEEE‐CS、ACM、自動車技術会各会員。国際標準化機構ITS専門委員会日本代表
昔農凛太朗[セキノウリンタロウ]
現在:NTTコミュニケーションズ株式会社ICTエンジニア。北海道上川郡出身。2014年同志社大学理工学部情報システムデザイン学科卒業。同年NTTコミュニケーションズ株式会社入社。2012年IPAセキュリティキャンプ中央大会参加。2012年情報機器管理コンテストコミュニケーション賞受賞。Interop Tokyo 2013STMメンバー、SECCON CTF等のセキュリティコンテストに参加。同志社大学在学中はOpenFlowに関する研究に従事。CCNA、IPAネットワークスペシャリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。