出版社内容情報
【解説】
文字コードの問題については,とかく感情的な議論が多かったが,事実関係に絞った記述をした。
【目次】
符号化文字集合の歴史と体系・文字コードの使い方・文字コードの諸相・付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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文字コードと文字フォントとコード処理方法の区分をしよう。漢字で楷書と草書では、文字が1対1対応しているとは限らないとすれば、それは、文字コードで対応すべきか、文字フォントで対応すべきか、コード処理の方法で対応すべきかを、即時に一意に決めることは困難かもしれない。本書は、文字コードの標準化委員とMuleの開発者である戸村哲さんたちがまとめた文字コードに関する知見が整理されたもの。文字鏡フォントの成果と、コード処理の国際的な成果であるMuleとを合わせて議論するとよい。2016/11/13