出版社内容情報
統計学は有用な学問であると同時に、魅力的で、時には刺激的な側面がたくさんある。
本書は、統計学のさまざまな魅力的で独特な側面を浮きぼりにし、その刺激的な面をも発見してもらうべく、統計学という分野の全景を活き活きと描いていく。
各章において、そのテーマについてさまざまな視点からの展望を示していき、章末ではその章のテーマに関連した問を5つ出題する。これらの問に取り組む中で、統計学がいかに多様な方法で興味を引き付けるかを感じとることができる。
統計学に携わるさまざまなレベルの読者にお勧めしたい好著である。
[原著]A Panorama of Statistics: Perspectives, Puzzles and Paradoxes in Statistics, Wiley, 2017
【目次】
第I部 導入
第1章 統計学はなんでこんなに魅力的なテーマなのだろうか
第2章 統計は数学と何が違うのだろうか
第3章 統計的リテラシー--21世紀の必須科目
第4章 ウェブでの統計学の調べ物
第II部 統計的記述
第5章 信頼できる統計は、正確であり、意味があり、関連がある
第6章 この素晴らしい標準偏差に祝福を!
第7章 指数--平均値のタイムトラベル
第8章 わなに満ちた統計の誘惑術 その1
第9章 わなに満ちた統計の誘惑術 その2
第10章 確率のパズルとパラドックス
第III部 推論への前提
第11章 ランダム性に関するいくつかのパラドックス
第12章 ギャンブルの隠れたリスク
第13章 統計学におけるモデル
第14章 正規分布--歴史、計算、好奇心
第IV部 統計的推論
第15章 応用統計学の柱 その1 推定
第16章 応用統計学の柱 その2 仮説検定
第17章 「データスヌーピング」と多重検定での有意水準
第18章 フランシス・ゴルトンと回帰の誕生
第19章 実験計画法--ランダムな変動のベールを貫く
第20章 ベイズをたたえて
第V部 いくつかの統計の脇道
第21章 統計学における質
第22章 アイデアの歴史--統計学の人となりと統計学者の人となり
第23章 統計学におけるエポニミー
第24章 統計的「法則」
第25章 統計的アーティファクト
第VI部 解答
第26章 章末問題への解答
目次
第1部 導入
第2部 統計的記述
第3部 推論への前提
第4部 統計的推論
第5部 いくつかの統計の脇道
第6部 解答
著者等紹介
西原史暁[ニシハラフミアキ]
1985年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士後期課程満期退学。現在は都内の企業で各種分析業務に従事し、最近統計関係の業務比率が高まっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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