出版社内容情報
本書は、物理系や工学系の新入生に対して求められる数学の知識についての微分積分の教科書である。
本書では、非数学専攻では不要と考えられる(ε-δなどといった)厳密性の追求は行わないが、代わりとして一般的な理工系の微積分の教科書ではカバーしきれていない、常微分方程式・偏微分方程式・ベクトル解析の範囲も網羅しており、理工系学部で必要とされる数学の知識を、早く・広く・効率良く身に着けることが可能となっている。
各章5ページ程度の全30章構成となっており、毎回の授業に対し、明確な目標をもって勉強に臨むことが出来る。また各章末にあるには全問に対して詳解が付いているので、自習用の書籍としても対応可能である。
目次
第1部 準備
第2部 1変数の微分積分
第3部 常微分方程式
第4部 偏微分とその応用
第5部 ベクトル解析と偏微分方程式
第6部 様々な積分
著者等紹介
宮本雲平[ミヤモトウンペイ]
1975年千葉県松戸市に生まれる。2005年同大学院博士課程修了。早稲田大学理工学術院助手、同客員講師、ヘブライ大学ラカー物理学研究所博士研究員、立教大学先端科学計測研究センター博士研究員を経て、秋田県立大学総合科学教育研究センター准教授。博士(理学)。専攻は一般相対論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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