出版社内容情報
データ分析においてつまずきやすい打ち切り,標本選択,切断などの問題のあるデータに対する分析手法を丁寧に解説。対処法も紹介。
内容説明
手法の理解から実践するためのアプローチを丁寧に解説!制限従属変数―打ち切りや切断によるバイアス、選択バイアスを含むデータから、いかに正しい関係性をとらえるか…バイアスが生じる背景、どのように除去し、分析結果をどう解釈するか、について理論的・実証的に説明する。
目次
第1章 はじめに(打ち切り、標本選択、切断;2段階モデリング ほか)
第2章 打ち切りデータのためのトービット・モデル(打ち切られた潜在変数;2段階モデリング ほか)
第3章 標本選択モデルと切断回帰モデル(標本選択モデル;パラメータの解釈 ほか)
第4章 基本モデルの拡張(複数の閾値を持つ選択過程;内生的選択と結果を伴う標本選択モデル)
第5章 使用にあたっての注意(分布の仮定に対する感度;識別性と頑健性 ほか)
著者等紹介
Breen,Richard[BREEN,RICHARD] [Breen,Richard]
オックスフォード大学教授(社会学)、および、同学ナッフィールド・カレッジフェロー。1981年ケンブリッジ大学で博士号を取得。社会的な階層や移動、統計的手法について幅広く研究している
水落正明[ミズオチマサアキ]
2005年東北大学大学院経済学研究科博士課程後期修了。現在、南山大学総合政策学部教授。博士(経済学)。専門は労働経済学、人口経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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