出版社内容情報
数学の作用素環の理論が,物理学の量子解析分野でどのような役割を果たしているかを,環の表現論などの手法を通して詳しく解説。
目次
*環と*表現
ゲルファント理論
C*環における正値性
表現とフォン・ノイマン環
フォン・ノイマン環の位相
冨田・竹崎理論
フォン・ノイマン環の標準形
群作用とKMS状態
直積分と直分解
正準量子環
クリフォード環
ワイル環
可換子定理
関数解析の諸結果から
バナッハ空間における極関係
角作用素
解析的ベクトル
群のユニタリー表現
テンソル積とテンソル代数
著者等紹介
山上滋[ヤマガミシゲル]
1979年京都大学理学部卒業。琉球大学助手、東北大学講師・助教授、茨城大学教授を経て2010年より名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授。専門は量子物理を背景にした数学的構造のユニタリー表現と作用素解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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