出版社内容情報
本書の初版は,統計モデルのデータへの当てはめに焦点を絞った記述で好評をもって迎えられた。この第2版はさらに記述が丁寧になっての再登場である。
基本である統計的概念の概観,中心値や散らばり度のRでの取り扱い,回帰・分散分析の統一的な取り扱い,計数データ・比率データ等も扱うための一般化線形モデルの当てはめ方と出力の解釈の仕方,それらは具体例を通してのモデル単純化のモデルを与えていると言っても過言ではない。その合間あいまに差し込まれる教訓には,統計処理のまったくの初心者が現場で直面するであろう,
いろいろな障害を避けるための指針に溢れている。
第2版は初版に比べて3割程度の改訂であるが,簡単にその特徴を挙げると,
・多色刷りとなり,モデル当てはめなどの説明が丁寧になった。
・Rの関数の解説やオプションの与え方などが,必要かつ適切な各章に分散されて配置されることになった。
・付録が全面的に書き換えられ,初心者向けのRへの易しい入門となった,
ことなどであろう。
本書は大学初年度次年度向けの教科書として意図されているが,統計学の理論面に執着することのない記述なので,実地に統計を使わざるを得ない初心者には,適切な独習書であるとも言えるだろう。
第2版・訳者まえがき
第1版・訳者まえがき
著者まえがき
第1章 基本
第2章 データフレーム
第3章 さまざまな中心値
第4章 分散
第5章 1標本データ
第6章 2標本データ
第7章 回帰
第8章 分散分析
第9章 共分散分析
第10章 重回帰
第11章 対比
第12章 いろいろな応答変数
第13章 計数データ
第14章 比率データ
第15章 2項応答変数
第16章 死亡および故障データ
付録 R言語の基礎
索引
Michael J.Crawley[マイケル クローリー]
著・文・その他
野間口 謙太郎[ノマクチ ケンタロウ]
翻訳
菊池 泰樹[キクチ ヤスキ]
翻訳
目次
基本
データフレーム
さまざまな中心値
分散
1標本データ
2標本データ
回帰
分散分析
共分散分析
重回帰
対比
いろいろな応答変数
計数データ
比率データ
2項応答変数
死亡および故障データ
R言語の基礎
著者等紹介
野間口謙太郎[ノマクチケンタロウ]
1951年生まれ。1974年九州大学理学部数学科卒業。現在、高知大学理学部名誉教授・理学博士。専攻、数理統計学
菊池泰樹[キクチヤスキ]
1953年生まれ。1977年東京工業大学理学部情報科学科卒業。現在、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻准教授・博士(数理学)。専攻、数理統計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。