出版社内容情報
●目次
第1章 だまし絵立体―認識の危うさ
1.1 不可能図形錯視
1.2 頂点辞書による立体候補の列挙
第2章 立体復元方程式
2.1 ベクトルと行列
2.2 垂直投影図としての立体解釈
2.3 線形空間
2.4 線形写像
2.5 立体復元の自由度
2.6 三角錐台の線画
2.7 立体復元方程式の平面解
第3章 遠近不等式
3.1 ラベルが表す遠近関係
3.2 不等式制約の等号許容化
3.3 線形計画問題への帰着
第4章 視点不変性
4.1 中心投影と平行投影
4.2 同次座標
4.3 射影空間と射影変換
4.4 射影変換の自由度
4.5 立体復元可能性の視点不変性
4.6 中心投影に対する立体復元方程式
第5章 立体復元の脆弱性の克服
5.1 立体復元方程式の過剰な厳密さ
5.2 誤差に敏感な線画と鈍感な線画
5.3 性質5.1,5.2の証明のスケッチ
5.4 誤差に敏感な線画からの立体復元
第6章 錯視デザイン1―不可能立体
6.1 自由度の大きいだまし絵の描き方:遠近逆転の技
6.2 だまし絵の立体化
6.3 なぜだまされるのか
6.4 「無限階段」の立体化
6.5 面接触立体の自由度
第7章 錯視デザイン2―反重力すべり台
7.1 斜面をもった立体の復元
7.2 見えない部分での制約の緩和
7.3 反重力すべり台の例
7.4 柱に支えられない反重力すべり台
第8章 線画理解の数理モデル
8.1 線画から立体へ
8.2 直角を好む脳
8.3 さらに勉強したい人のために
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演習問題略解
目次
第1章 だまし絵―立体認識の危うさ
第2章 立体復元方程式
第3章 遠近不等式
第4章 視点不変性
第5章 立体復元の脆弱性の克服
第6章 錯視デザイン1―不可能立体
第7章 錯視デザイン2―反重力すべり台
第8章 線画理解の数理モデル
著者等紹介
杉原厚吉[スギハラコウキチ]
1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、明治大学大学院先端数理科学研究科特任教授。工学博士。専門、数理工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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