出版社内容情報
家庭や保育園といった生活場面の観察を通して,子どもの言語的・非言語的行動の中に見出される知的な有能さの内実を明らかにする。
内容説明
子どもは大人につきあっている?子どもにとって「子育て」とは何?子どもは「いま自分は子育てされている」と思っている?大人と子どもの相互行為から見いだす、子どもの有能さ。
目次
第1章 子どもは大人につきあっている?
第2章 子どもと大人の協働をどのように理解するか
第3章 子どもによる家族会話の組織化
第4章 子育て実践への文化歴史的アプローチ
第5章 保育実践における空間と時間の秩序形成
第6章 保育を遊ぶ子どもたち
第7章 子どもにとって、子育てとは何か
著者等紹介
伊藤崇[イトウタカシ]
2003年筑波大学大学院心理学研究科単位取得退学。現在、北海道大学大学院教育学研究院准教授、博士(心理学)。専門分野:発達心理学、言語発達論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゃがたろう
2
タイトルのまんまといえばまんまだが、一見、問題行動と思われる行動には子どもなりの何らかの理由があるという感じ?問題行動は大人の都合、大人の文脈で勝手にそう規定されてしまうだけ。良い子とされるのは大人にしぶしぶ付き合ってくれる子どものおかげでもある。子どもの視点から日常生活や物事を捉え直すことも必要かもしれない。子どもの頃の記憶を蘇らせてくれる作品。内容は専門的でよくわからないが。2021/09/27
Go Extreme
1
子どもは大人につきあっている: 授業につきあう子どもたち 未熟さ・有能さとは何か ケアの中の有能さ 本を読むという協働 大人の死角 子どもと大人の協働をどのように理解するか: コンピタンス・パラダイム 子どもによる家族会話の組織化: 傍参与者になる 子育て実践への文化歴史的アプローチ: 文化歴史的アプローチとは 現代的家族制度の条件 タイム・ポリティクス 保育実践における空間と時間の秩序形成: 一斉発話の意味 保育を遊ぶ子どもたち 子どもにとって子育てとは何か: 無能/有能の二分法を超えて 沈黙とことば2021/07/30
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