バーズコミックス ガールズコレクション つづきはまた明日 〈１〉

紺野キタ

幻冬舎コミックス（2009/02発売）

• サイズ コミック判／ページ数 174p／高さ 19cm
• 商品コード 9784344815681
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[エンブレムＴ]

切なさを微笑みでコーティングしたような感じで、読後はふんわりと温かい気持ちに包まれました。しっかり者の小５の兄と、はにかみ屋の小１の妹。母を亡くした父子家庭で暮らす２人をとりまく日常の物語。「あんた本当は小学生の皮かぶった大人なんじゃ・・・」と、若き叔母に疑惑の眼差しを向けられる杳くんの発言が、しみじみと心に沁みこんでくる系で印象的でした。・・・ちなみに、私より先にこの作品を読んだ我が息子の感想は「傘が本当のライトセイバーになるとかが良いなー！」でしたｗ杳くんとは同世代なんだけど、次元が違いすぎます（笑）

2011/06/25

[珂音]

くすくす笑いながら読んでました。こんな男の子が欲しかった～～～無理無理無理（爆）　　ほんわかしたい人にオススメです。

2011/02/09

[ホレイシア]

相変わらず大人のための上質な童話集。小学校１年生の宝箱の中身は、亡くなったお母さんの子どもの頃の写真、はじめてもらったおてがみ。お隣の専業主夫のお父さんは傘を「はどうほう」「ざんてつけん」「おりはるこん」に見立てる♪。お兄ちゃんは隣に越してきた女の子に「夜はあやなし」と古今和歌集を語っちゃう男の子。自分のことを思い起こすと、さすがに同い年の子の前で諳んじる勇気はなかったなぁ。四十おばさんが和歌をつぶやいてたって、だーれも褒めてくれないもんね（笑）。

2009/06/02

[たにしぃ]

これは凄く面白かった。父子家庭、おとなりさん、友達、学校…日常なんだけど急にどファンタジーが入るのもいい。『空の知らない水』とか心の中の箱の話とか、どういった発想でこんな素晴らしいエピソードが出てくるんだろうと感心。しかも説教臭さがまるでなく、深刻になりすぎないのも凄くいい。

2014/09/01

[まりもん]

隣に引っ越してきた原田さんのお父さんが死んだ母親の面影があったりしてなんだか不思議。母の幼少の写真をみて隣の女の子佐保ちゃんも優しくて良い感じ。

2013/05/01