内容説明
電気・情報系で学べるよう「マイクロ波回路」の基礎的事項をまとめ、演習としてスミスチャートによる解析例を付録CD‐ROMを用いて解説。また、新しいIC化されたデバイスとシステムについても述べる。
目次
第1章 マイクロ波回路の基礎(伝送線の長さと伝送する信号の波長の関係;負荷へ最大電力を伝送するための整合回路;無線通信システムの概要;本書で取り扱うマイクロ波回路の範囲)
第2章 マイクロ波伝送線路(マイクロ波伝送線路;高周波伝送線のSパラメータによる特性の表示;結合伝送線;電磁界の方程式;導波管)
第3章 伝送線に接続される機能部品(ジャンクション・サーキュレータ;信号電力の分割と合成の回路;方向性結合回路;フィルタ;増幅回路)
第4章 スミスチャート(スミスチャートの構成;イミタンスチャートを使用した整合回路の設計;整合回路のプログラムによる計算例)
著者等紹介
谷口慶治[タニグチケイジ]
工学博士(大阪大学1972)。岡山県津山市生まれ。福井大学名誉教授、中国・西安理工大学名誉教授
曾寧峰[ソウネイホウ]
博士(工学)(福井大学2001)。中国福建省生まれ、中国福州大学助手、福建水力電力学院講師、中国福建興業銀行電算課課長を経て、シスメックス(株)R&Dエンジニア
森幹男[モリミキオ]
博士(工学)(福井大学1998)。大阪市生まれ。防衛庁技官(研究職、マイクロ波用部品の研究開発)を経て、福井大学大学院助教、Mikon,LLC代表(2008年ベンチャー起業)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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