出版社内容情報
本書は，主に授業の教科書として使われるだけでなく，興味を引き出す読み物とも考え，この分野の最新動向（リニア・多自由度・球面モータなど）について，いくつかの例を挙げて授業のきっかけになるような記述をした。
できるだけ直感的に「電気機器」を理解してもらうため，なるべくたくさんの図やシミュレーション結果を用いることで，数式による説明をビジュアルに理解できるようにした。
本書は，他の書籍を参照しなくても理解できるように基礎知識も含めて読み進めるように，基礎から始めて現代までの技術をわかりやすく説明し，さらに将来にも目を向けられるように配慮した。
多くの例題と章末演習問題を掲載して，これにより例題を通して理解を深めながら無理なく先に進むことができ，独学できる参考書として使いやすいように努めた。また，章末演習問題の解答集は共立出版のホームページからダンロードできるように用意している。
第1章 電気機器の基礎
1.1 エネルギー変換の電気機器
1.2 電磁エネルギーの基礎
1.3 電気機器用の磁性材料
第2章 直流機
2.1 直流機の原理
2.2 電機子反作用
2.3 直流機の起電力とトルク
2.4 直流機の励磁方式
2.5 直流発電機
2.6 直流発電機の運転
2.7 直流電動機
2.8 直流電動機の運転
第3章 同期発電機
3.1 同期発電機の原理と構造
3.2 同期発電機の誘導起電力
3.3 同期発電機の電機子反作用
3.4 同期発電機の等価回路とベクトル図
3.5 同期発電機の出力と負荷角
3.6 同期発電機の特性曲線
3.7 同期発電機の並行運転
第4章 同期電動機
4.1 同期電動機の原理と構造
4.2 同期電動機の電機子反作用
4.3 同期電動機の機械出力とトルク
4.4 同期電動機の特性
4.5 同期電動機の始動
4.6 永久磁石同期電動機
4.7 同期リラクタンス電動機
第5章 変圧器
5.1 変圧器の動作原理
5.2 現実の変圧器
5.3 変圧器の構造
5.4 変圧器の三相結線
5.5 変圧器の並行運転
5.6 各種変圧器
第6章 誘導電動機
6.1 誘導電動機の位置付け
6.2 誘導電動機の構造
6.3 力の発生原理
6.4 誘導電動機の等価回路
6.5 誘導電動機の基本特性
6.6 特性の算定
6.7 誘導電動機の運転
6.8 特性の改善
6.9 単相誘導電動機
6.10 リニア誘導モータ
索 引
目次
第１章 電気機器の基礎
第２章 直流機
第３章 同期発電機
第４章 同期電動機
第５章 変圧器
第６章 誘導電動機
著者等紹介
天野耀鴻［アマノヨウコウ］
１９９７年広島大学大学院工学研究科修了。現在、日本大学大学院工学研究科電気電子工学専攻・教授、工学博士。専門、電機機器、制御工学
乾成里［イヌイシゲリ］
１９９４年日本大学大学院理工学研究科修了。現在、日本大学工学部電気電子工学科・准教授、博士（工学）。専門、電気機器（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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