出版社内容情報
工業力学は、力と運動が関係したさまざまな問題の考え方や取り扱い方を学習する力学系基礎科目である。さらに、高等学校や高等専門学校の低学年で学ぶ物理（力学）から、機械系４力学（材料力学・機械力学・流体力学・熱力学）などへとつながる基礎科目でもある。
本書は工業力学を初めて学ぶ学生を対象として、その内容をわかりやすく丁寧に説明した教科書である。図を多く入れ、さらに力学的な考察ができるように豊富な練習問題を設けた。本文２色刷り。
目次
力の基本原理、力の種類
力の合成と分解、物体間にはたらく力
力のモーメント、偶力とそのモーメント
力および力のモーメントのつりあい
重心と図心
質点の運動
物体の運動と作用する力
慣性モーメント
剛体の運動、回転振動
運動量と力積
仕事、エネルギー、動力（仕事率）
摩擦
著者等紹介
上月陽一［コウズキヨウイチ］
１９９４年金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻修了。現在、埼玉工業大学工学部機械工学科教授、博士（工学）。専門は材料強度学、材料力学、塑性加工、機械材料、機構学
河田直樹［カワダナオキ］
２００９年群馬大学大学院工学研究科生産工学専攻博士後期課程修了。現在、埼玉工業大学工学部機械工学科教授、博士（工学）。専門は計測工学、制御工学、品質工学、機械工作法、信頼性工学
政木清孝［マサキキヨタカ］
２０００年電気通信大学大学院機械制御工学専攻修了。現在、沖縄工業高等専門学校准教授、博士（工学）。専門は材料力学、材料強度学
渡邊武［ワタナベタケル］
２０１６年名城大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了。現在、大島商船高等専門学校准教授、博士（工学）。専門は材料力学、金属材料学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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