出版社内容情報
多様化の時代に,建築の計画・設計に必要な総合力を育てるためのテキスト,演習問題集。設計力を育てるのは知識だけではない。生活の器としてのその成り立ち,空間の質を高めるための計画技術と応用力を身につける必要がある。具体的な100事例を通して,設計力を育てたい。学生・設計者はもちろん,公共施設・サービス施設の企画・計画に携わる人々にも役に立つはずである。
大きく次の3章から構成され,100選のケーススタディにより実践的に説明する。
第1章 建築は生活を左右する
第2章 設計―建築空間の創造
第3章 計画課題の明確化
目次
第1章 建築は生活を左右する(建築は生活を豊かにする;建築は生活を歪めることもある;立場や場面によって建築の評価は異なる;建築の計画には総合的な視点が必要である;建築家の専門性とは何か)
第2章 設計―建築空間の創造(設計目標の決定―建築の目的・機能の認識;全体計画(ブロックプラン)のまとめ方
部分計画のまとめ方
設計上の共通課題
地域的な設計上の課題)
第3章 計画課題の明確化(建築空間への生活要求;建築空間の利用者構造;建築空間の管理運営方式;建築空間の生産供給システム;建築計画・設計と建築職能の総合性)
著者等紹介
今井正次[イマイショウジ]
1970年名古屋大学大学院工学研究科博士課程中退。専門分野は建築計画。現在、三重大学名誉教授・工学博士
櫻井康宏[サクライヤスヒロ]
1971年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。専門分野は建築計画・都市計画。現在、福井大学名誉教授・工学博士
明石行生[アカシユキオ]
1985年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了。専門分野は建築環境・設備。現在、福井大学大学院工学研究科教授・博士(工学)
中井孝幸[ナカイタカユキ]
1993年三重大学大学院工学研究科修士課程修了。専門分野は建築計画。現在、愛知工業大学工学部准教授・博士(工学)
大月淳[オオツキアツシ]
1997年名古屋大学大学院工学研究科博士課程中退。専門分野は建築計画学。現在、三重大学大学院工学研究科准教授・博士(工学)
吉田伸治[ヨシダシンジ]
2001年東京大学大学院工学研究科博士課程修了。専門分野は都市・建築環境工学。現在、福井大学大学院工学研究科准教授・博士(工学)
柳澤忠[ヤナギサワマコト]
1957年東京大学大学院工学研究科修士課程修了。専門分野は建築計画。現在、名古屋大学・名古屋市立大学名誉教授・工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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