出版社内容情報
【解説】
施設配置・都市内移動・交通容量の設計・人口動態・都市内人口分布といった,都市や建築空間の造形を考える上で避けて通ることができない重要なテーマを厳選し,論理をおろそかにすることなく平易に解説したテキストである.各章が読み切り形式で記述されているため,どこからでも気軽に読み始めることができる.初学者にもわかりやすい記述を目指し,コンピュータによる具体的な計算にも十分に役立つよう配慮した.
【目次】
都市の数理モデルと研究のエートス・ヴェーバー問題と模型解法・1次元都市と2次元格子状都市のヴェーバー問題・複数施設のミニサム型配置モデルとミニマックス型配置モデル・連絡通路と距離分布の作法・奥平のエレベータ断面積モデル・人口成長の微分方程式モデル・人口動態のコーホート要因法モデル・人口分布の経験式・道路パターンと距離分布の理論
内容説明
本書は都市・地域と建築空間の造形にかかわる数理モデルを、特論の形式で記述したテキストです。都市計画、建築計画、オペレーションズ・リサーチ、管理工学あるいは経営工学を学ぶ学部学生・大学院生に加えて、広く社会モデルに興味をお持ちの読者を想定しています。都市や建築のあり方について、その現状を分析したり将来計画を立案しようとすると、避けて通ることができない重要なテーマ群が自ずと存在します。そのなかから都市施設の適正配置・移動距離の分布・交通容量の設計原理・人口動態・都市人口分布という具合にテーマを厳選し、記述しました。
目次
序章 都市の数理モデルと研究のエートス
1章 ヴェーバー問題と模型解法
2章 1次元都市と2次元格子状都市のヴェーバー問題
3章 複数施設のミニサム型配置モデルとミニマックス型配置モデル
4章 連絡通路と距離分布の作法
5章 奥平のエレベータ断面積モデル
6章 人口成長の微分方程式モデル
7章 人口動態のコーホート要因法モデル
8章 人口分布の経験式
9章 道路パターンと距離分布の理論
著者等紹介
栗田治[クリタオサム]
1960年広島生まれ。1983年筑波大学社会工学類都市計画専攻卒業。1989年筑波大学大学院博士課程社会工学研究科都市・地域計画学専攻修了。1990年東京大学工学部都市工学科助手。1992年慶応義塾大学理工学部管理工学科専任講師。1996年同助教授。2002年同教授。学術博士
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感想・レビュー
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