目次
2つのデザイン―「創発デザイン」と「最適デザイン」
第1部 デザイン科学と創発デザイン(創発概論;デザイン理論;デザイン方法論;デザイナーの思考による創発デザイン;コンピューティングによる創発デザイン)
第2部 創発デザインとソフトコンピューティング(生物の形態形成や情報処理に学ぶ;生物の進化に学ぶ)
著者等紹介
松岡由幸[マツオカヨシユキ]
慶應義塾大学教授。工学博士。デザイン塾主宰。1955年山口県下関生まれ。専門:デザイン科学。デザイナーが行うデザインと設計者が行う工学設計を統合したデザイン科学と「多空間デザインモデル」を提唱。また、それに基づくデザイン手法「Mメソッド」を用いて、さまざまな人工物やシステムのデザインを実践している。さらに、「タイムアクシスデザイン」を提唱し、その理論構築と実践を行いつつ、これからの社会において、時間軸変化のデザインが必要であることを説いている
宮田悟志[ミヤタサトシ]
ダッソー・システムズ(株)。工学博士。1967年愛媛県新居浜生まれ。専門:CAE(Computer Aided Engineering)、アルゴリズムによる設計支援法。非線形数値計算(固体力学、流体力学)、およびコンピュータ・シミュレーションを通じた設計支援法を専門とする。従来は最適化理論や統計解析法などを中心に活動していたが、近年ではメタ・ヒューリスティックアルゴリズムを基礎とした創発的なアプローチに注目して研究を行っている
氏家良樹[ウジイエヨシキ]
慶應義塾大学専任講師。工学博士。1977年神奈川県秦野生まれ。専門:設計方法論、デザイン工学、CAD。デザイン工学および計算工学に基づく、計算機援用による設計方法論を専門とする。特に、感性に対応する形態特徴の定式化法、形態特徴を操作する曲線形状生成法、多様解導出に基づく曲線設計CADシステム、情報理論に基づく多様性の定式化法の提案と実践を行っている。受賞:日本デザイン学会研究奨励賞、KEER Excellent Paper Award、日本設計工学会論文賞など多数
加藤健郎[カトウタケオ]
東海大学専任講師。工学博士。1983年東京都青梅生まれ。専門:設計工学、製品開発システム論。企業での設計実務経験を活かし、製品開発・設計の効率化や製品の機能・品質の向上に向けた方法の研究に従事している。たとえば、最適デザイン、ロバストデザイン、製品開発における企画から製造までを統合的に扱うM‐QFDの開発など。学会:日本デザイン学会、日本機械学会、日本設計工学会など。受賞:ICDES Best Paper Award、日本設計工学会論文賞など
佐藤浩一郎[サトウコウイチロウ]
慶應義塾大学助教(有期)。工学博士。1983年東京都葛飾生まれ。専門:設計理論、設計方法論。創発デザインや最適デザインに関する理論・方法論を専門とし、それらの提案と実践を行っている。近年では、創発解を導出する多様解導出システム、新たな価値創生と論理思考を両立させるMメソッドの開発に従事。学会:日本デザイン学会、日本機械学会、日本設計工学会など。受賞:日本設計工学会奨励賞、日本デザイン学会グッドプレゼンテーション賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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