最適デザインの概念

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320071742
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C3050

出版社内容情報

●内容
 本書は,「最適デザイン」を「概念」として理解していただくための解説書です。なお,本書で扱う「デザイン」は,その主な対象を人工物のデザインとするものの,さまざまなデザイン,設計,造形,計画,さらには意思決定などの意味も含みます。
 最適デザインは,以下をはじめとして,多様な領域や場面において効率的かつ的確なデザインを可能にする,極めて有効な手法です。

  ● 製品,建築などのあらゆる人工物のデザイン,設計,研究開発
  ● 企業や各種組織における経営・マネジメントの計画・意思決定
  ● 仕事・生活面におけるさまざまな場面での計画・意思決定

 ところが,商品企画者,デザイナー,設計者,研究者などの研究開発に関わる方々や企業の経営者に伺いますと,意外にも,実際の現場で最適デザインはあまり用いられておらず,大変残念なことと感じています。

 その理由としては,たとえば,以下があげられます。

  ・ 学生時代に学ばなかった。最適デザインの授業がなかった/選択科目なので受講しなかった。
  ・ 社会人になって勉強しようと思ったが,数式を羅列した書籍ばかりなので,難しそう/面倒だ/時間がない。
  ・ そもそも理系ではないので,学ぶきっかけがなかった。

 このような現状をふまえまして,本書では,最適デザインを概念として,わかりやすく解説することを試みました。

●目次
第1部 デザイン原論
第1章 デザイン理論
第2章 デザイン方法論 -創発デザインと最適デザイン
第2部 最適デザイン概論
第3章 最適デザイン領域 第4章 最適デザイン法
第5章 デザイン的概念 -デザイン過程とアーキテクチャ
第6章 アルゴリズム的概念 -勾配法による探索
第7章 数学的概念 -最適性条件
第8章 実践的概念 -多目的最適化と意思決定

目次

第1部 デザイン原論(デザイン理論;デザイン方法論―創発デザインと最適デザイン)
第2部 最適デザイン概論(最適デザインの領域;最適デザイン法;デザイン的概念―デザイン過程とアーキテクチャ;アルゴリズム的概念―勾配法による探索;数学的概念―最適性条件;実践的概念―多目的最適化と意思決定)

著者等紹介

松岡由幸[マツオカヨシユキ]
慶應義塾大学教授・博士(工学)。専門はデザイン科学、デザイン理論・方法論、設計工学、製品開発システム論、人間工学。学会:日本デザイン学会、日本機械学会、日本設計工学会、ASME、IEEE、ACM、Design Research Society、Design Societyなど

宮田悟志[ミヤタサトシ]
エンジニアス・ジャパン(株)アドバンスドテクノロジー推進室・博士(工学)。専門はコンピュータシミュレーション(CAE)、最適設計法、最適化アルゴリズム、多変量解析。学会:日本機械学会、日本計算工学会、日本デザイン学会、自動車技術会、情報処理学会、SIAM、IEEE(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまち

6
内容としては過去に哲学的問題として提起されて一定の回答が得られているものでは?2015/09/01

Shuhei Iitsuka

1
デザインを最適化問題として考える本.自分の研究分野と大きく関わるところなので,学ぶところが多かった.特に,ある解の変数の切り出し方が,最終的にたどり着く最適値に大きな影響を与えるというところは,本当にその通りだと思う.2017/07/20

こまち

1
すでに哲学的解決が図られているだろ。。。2017/02/24

K

0
すでに哲学的解決が図られているだろ。。。2015/10/27

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