出版社内容情報
●内容
古来より人類は動物や植物などの生命体をヒントにして,形態や構造を模倣してきた。これに対して,「もうひとつのデザイン」は,それらの奥に潜み,生命体とその種を発生・維持させる「生命システム」そのものから学ぶものである。
従来のデザインにおける「文化」と「科学」の視座に,もうひとつの「生命」という新しい視座を加える。これらの統合が,21世紀の新たな創造を実現するうえで重要な鍵を握るものと考える。
デザイン界をリードする多彩な著者らが,21世紀に残された諸問題への対応策として新たな創造に向けた方法論とその意義を論考する。
●目次
はじめに(松岡由幸)
総論 もうひとつのデザイン,その文脈と胎動(松岡由幸)
第一部;創造を生命に学ぶ
1章 魅惑的なCG宇宙生命体(河口洋一郎)
2章 ヒューマノイド・デザイン考(山中俊治)
第二部;方法論を生命に学ぶ
3章 システム生命概念に基づくデザイン(吉田和夫)
4章 システム生命の導入による生命化建築のデザイン(村上周三)
5章 生命のボトムアップ的原理に学ぶロボティクスデザイン(前野隆司)
6章 意味・生命システムに学ぶ環境親和型デザイン(門内輝行)
7章 創発に学ぶデザイン(松岡由幸)
目次
総論 もうひとつのデザイン、その文脈と胎動
第1部 創造を生命に学ぶ(魅惑的なCG宇宙生命体;ヒューマノイド・デザイン考)
第2部 方法論を生命に学ぶ(システム生命概念に基づくデザイン;システム生命の導入による生命化建築のデザイン;生命のボトムアップ的デザイン原理に学ぶロボティクスデザイン;意味・生命システムに学ぶ環境親和型デザイン;創発に学ぶデザイン)
著者等紹介
松岡由幸[マツオカヨシユキ]
慶應義塾大学教授。専門はデザイン科学、デザイン理論・方法論、プロダクトデザイン、設計工学、感性科学。学会:日本デザイン学会(理事)、日本機械学会(フェロー)、日本設計工学会(評議員)、ASME、IEEE、ACM、Design Research Society、Design Societyなど。受賞:国際設計工学・科学会議最優秀論文賞、国際感性工学会議優秀論文賞、日本デザイン学会賞、日本機械学会部門業績賞など。慶應義塾大学21世紀COEプログラム「知能化から生命化へのシステムデザイン」メンバ、「デザイン塾」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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