出版社内容情報
【解説】
老化研究の問題点を整理しながら,重要な実験結果をもとに,老化と寿命における活性酸素の役割と論じた。綿密に調査された文献を豊富に掲載。
【目次】
活性酸素と生物の老化,寿命・活性酸素とNOの代謝特性・酸化ストレスと老化の分子機構他
内容説明
寿命や老化の問題に関してはすでに多くの書が出版されているが、活性酸素に焦点を絞ったものはみられない。このため、本書では活性酸素代謝と個体や細胞の寿命と老化の関係を考えている。
目次
第1章 活性酸素と生物の老化・寿命
第2章 活性酸素とNOの代謝特性
第3章 酸化ストレスと老化の分子機構
第4章 抗酸化物による老化予防戦略
第5章 活性酸素と加齢性疾患
第6章 老化に及ぼす運動と食事の影響
第7章 レドックス制御と老化シグナル
第8章 ミトコンドリアと老化制御
第9章 NO代謝と老化
終章 個体のアポトーシスとヒトの死―高齢者の宿題
著者等紹介
大柳善彦[オオヤナギヨシヒコ]
1963年大阪大学理学部生物学科卒業。現在、レドックス研究所所長。京都薬科大学客員教授。理学博士。専攻・薬理学、生化学、活性酸素代謝
井上正康[イノウエマサヤス]
1974年岡山大学医学部大学院修了。現在、大阪市立大学大学院医学研究科・分子病態学教室教授、倉敷成人病センター医科学研究所副所長、医学博士。専攻・生化学、分子病態学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。