出版社内容情報
森林を自然と人間のハイブリッド(混成物)として捉える。ハイブリッドが作られ,森の変容や,ときに崩壊していく過程を見つめる。
目次
第1章 森のつくられかた:ハイブリッドとしての森林
第2章 森を認識する:森林とは何か?
第3章 森の彼方を見る:近代化以前の山村を見るまなざし
第4章 森を区切り、所有する:ラオスと日本における「領域化」
第5章 森に科学を導入する:科学的林業・森林管理とその現地化
第6章 森を開発する:マレーシア・サバ州における森林開発とその後の森のゆくえ
第7章 森に環境価値を付与する:グローバルな環境主義が変える森林のあり方
第8章 森を「資本」にする:経済的アプローチと森林保全
第9章 森のよりよい共創に向けて
著者等紹介
生方史数[ウブカタフミカズ]
2002年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。現在、岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、博士(農学)。専門、東南アジア地域研究、国際開発学、ポリティカル・エコロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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