出版社内容情報
個体群ダイナミクスの数理モデル解析が最も発展した生態学関連のトピックを中心に,数理生物学の数理モデル研究のモノグラフを編集.
目次
第1章 個体群動態の数理モデリング序論
第2章 群集構造の安定性
第3章 時間遅れのモデリング
第4章 免疫ダイナミクス
第5章 構造化個体群ダイナミクス
第6章 理論疫学:数理モデルによる感染症流行の分析
第7章 植物個体群のダイナミクスと進化
第8章 個体数変動の非線形時系列解析
第9章 生物個体群の絶滅リスク
著者等紹介
瀬野裕美[セノヒロミ]
1960年山口県岩国市生まれ。1989年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了(生物物理学専攻)。現在、広島大学大学院理学研究科准教授。理学博士(京都大学)。専門分野は数理生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shin_ash
4
行列モデルについてもう少し理解を深めたいと思って読んでみた。興味のある行列モデルのところから読んだのであるが、本書は複数の著者だが、個体群動体の概要、群構造の安定性、時間遅れ、微分方程式モデルと、前の話題を拡張するイメージで話が進んでいくので最初から読んでもよかった。数理人口学も含めて何冊か読んだおかげか、だんだんと「動態評価とはそう言うもの」な感覚が身についてきた気がする。一方、で他人に説明できる程には理解できていないので、まだまだでもある。当面は自分の問題で行列モデルを構成する方法論を掘って行きたい。2024/08/02