出版社内容情報
内 容
モデル植物の研究の歴史と現状からはじまり,植物の各器官の形態形成,組織の形成や細胞の分裂・伸長・分化,その分化を促すシグナル伝達系,植物の形態とオルガネラの形成について,現在わが国の第一線で活躍している研究者が,それぞれの実験系を駆使して行なった研究の最新情報を提供するとともに国際的な研究の現状をも捉えることができる最良の書。
目 次
研究方法の進展・器官形成と分裂組織の役割・組織形成と細胞の分裂,伸長,分化・細胞分化を促すシグナル伝達系・植物形態とオルガネラ形成・トピックス
目次
1 研究方法の進展(モデル植物の特徴と解析法のまとめ;ゲノム解析の進展)
2 器官形成と分裂組織の役割(シロイヌナズナの胚発生過程における基本的体制の確立;イネの胚発生と茎頂分裂組織の分化 ほか)
3 組織形成と細胞の分裂、伸長、分化(維管束システムの構築;シロイヌナズナの根毛とトライコームの形成 ほか)
4 細胞分化を促すシグナル伝達系(植物ホルモンの役割;環境シグナルによる反応 ほか)
5 植物形態とオルガネラ形成(転写調節遺伝子と液胞内pHによる花色の制御;高等植物の液胞と細胞内膜系の機能分化 ほか)
著者等紹介
岡田清孝[オカダキヨタカ]
京都大学大学院理学研究科
町田泰則[マチダヤスノリ]
名古屋大学大学院理学研究科
島本功[シマモトコウ]
奈良先端科学技術大学院大学
福田裕穂[フクダヒロオ]
東京大学大学院理学系研究科
中村研三[ナカムラケンゾウ]
名古屋大学大学院生命農学研究科
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