内容説明
社会科教師に必要な言語力研究の新視点。教科書読解力、発問構築力、キーワード分析力等の究明を通して、社会科授業改善のための「言語力研究」の成果を示す。
目次
1 社会科固有の「言葉(用語や文章)の問題」自覚力
2 社会科の学習対象である「社会的事物や事象等」の理解力
3 社会科授業に独自な「キーワード」分析力
4 社会科の「教科書内容」読解力
5 社会科授業に求められる「発問」構築力
6 社会科授業にふさわしい「コミュニケーション」展開力
著者等紹介
片上宗二[カタカミソウジ]
1943年旧満州大連市に生まれる。広島大学教育学部・広島大学大学院教育学研究科を経て、茨城大学教育学部助手、講師、助教授を務める。1990年より、広島大学教育学部助教授、同大学院教育学研究科教授。2006年広島大学名誉教授。現在、安田女子大学心理学部長・教育学博士。1997年~2001年広島大学附属小学校校長。2002年~2005年全国社会科教育学会会長。2003年~2006年中央教育審議会教育課程部会教科別専門部会委員、同社会・地歴・公民専門部会主査代理。2006年~2008年小学校社会科学習指導要領改善協力者・小学校学習指導要領解説者改編作成協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こと
4
この間の模擬授業で発問の大切さを身をもって知ったし、もっと授業力をあげたきと考えていたので、図書館から借りて読んだ。 最近、アクティブラーニングが世間で叫ばれているが、その実践のためには、教師自身が言語力について考え、努力し、体現していかねばならないと思った。 授業、発問モデル共に載っていて、とても勉強になった。授業をつくる上で、もっと向上心をもって、勉強し続けねばと思った。2019/05/03
だんぼ
1
分かりやすい文体で書いてあったので読みやすかったです。本の中で、いろいろな人の理論や実践が紹介されているので、入門書的な位置づけなのかなと思いました。2013/05/30