出版社内容情報
【解説】
糖や脂質といったこれまでなじみの薄かった生体成分が実は生命現象に重要な役割を演じている。今後のゲノム科学の成果と融合し,まさに主役の一人に踊り出ようしているこの研究を,世界のトップレベルにいる研究者達に執筆いただいた。
【目次】
糖鎖構造から糖鎖生物学へ・糖ヌクレオチド輸送体・21世紀の脂質研究へ期待する・リポタンパク質と病気
内容説明
バイオサイエンスといえば、誰しもDNAやタンパク質を思い浮かべる。ところが、本書を手にすると、糖や脂質といったこれまで馴染みの薄かった生体成分が実は多彩な生命現象に重要な役割を演じていることを知り驚くに違いない。本書はこのような信念と熱意をこめて、読者に語りかけている。
目次
第1章 糖鎖ワールド(糖鎖構造から糖鎖生物学へ;シアル酸の分子多様性とその生物学的意味;糖転移酵素遺伝子によって明らかにされた糖タンパク質糖鎖の役割;糖ヌクレオチド輸送体 ほか)
第2章 脂質ワールド(21世紀の脂質研究に期待する;糖鎖を含むイノシトールリン脂質の生化学;脂質メディエーターの産生制御;リポタンパク質と病気 ほか)
著者等紹介
川嵜敏祐[カワサキトシスケ]
1969年京都大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院薬学研究科・教授・薬学博士
井上圭三[イノウエケイゾウ]
1967年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。現在、帝京大学薬学部長・薬学博士
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