出版社内容情報
【解説】
「光」を合言葉に「生命の進化」が語られる。光合成生物の共生が繰り返されるダイナミックな進化のドラマが展開する一方,情報処理機構としての脳の進化に支えられた,光情報処理の精緻なメカニズムを目にする。
【目次】
内容説明
地球生命は太陽の光のもとで進化し、光環境に適応し、光をエネルギー源や情報源として使う精緻な仕組みをつくり上げてきた。しかし、地表に到達する太陽光スペクトルはまた、生物の進化とともに大きく変化してきた。生命と光環境がお互いに影響を与えつつ変化する、生命と光の地球史の旅をたどってみよう。
目次
第1章 地球の光環境史(地球の光環境と太陽;オゾン層の形成と紫外線;地球生態系と光環境)
第2章 光環境と生物の進化(光合成生物の起源とその進化;昆虫の進化とレチナール)
第3章 光環境と分子進化(視物質と分子進化;葉緑体の起源と進化;生物発光の多様性とその進化的考察)
第4章 光環境と光情報処理機構の進化(光シグナル伝達の多様性と進化;眼と脳の進化;霊長類の進化)