出版社内容情報
【解説】
創薬とはいかなるものか,新薬開発の過程において研究者はどのようなことを考え,目的達成のためにどのような努力をするのかを詳述する。
【目次】
創薬の狩人(ハンター)の登場・創薬に着手するには・新薬創製を妨げようとする障壁をいかに克服するか他
内容説明
新薬の芽の段階から一貫して研究開発に携わり、国際開発、製品育成研究を体験した研究者が綴る初めての“創薬ハンターの物語”。
目次
第1章 創薬の狩人(ハンター)の登場
第2章 創薬に着手するには
第3章 新薬創製を妨げようとする障壁をいかに克服するか
第4章 逆転の発想
第5章 わが国の代表的な創薬の具体例―虚血性心疾患治療薬、ジルチアゼム(ヘルベッサ)、ニコランジル(シグマート)
第6章 ニコランジルの創製
第7章 薬はどのようにして世の中に出るか
第8章 治療体系
第9章 人間の身体の仕組み
第10章 創薬ハンターとしての心がまえ
終章 おわりに
著者等紹介
境一成[サカイカズシゲ]
1962年千葉大学薬学部卒業。中外製薬入社。東北大学医学部薬理学教室国内留学(1965年~1967年)。医学博士号収得(1971年)。1972年からドイツ・フンボルト財団給費生としてオーストリー・グラーツ大学医学部薬理学教室、ドイツ・ゲッチンゲン大学医学部第一生理学教室にて3年半のポスドク生活。1975年帰国後、中外製薬総合研究所薬理部門で新薬開発、特に狭心症治療薬ニコランジル(商品名シグマート)の研究開発に従事。1986年国際開発部へ転出。ロンドン駐在所長、医薬企画部長をへて、1998年定年退職。現在熊本大学客員教授。専攻循環薬理学。著書に『薬の発明、そのたどった途 2』(日本薬学会、分担)、『心臓薬理実験法』(丸善、分担)、医薬品(毒性試験講座15)(地人書館、分担)など
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