出版社内容情報
流体力学が関わる現象は自然界および身のまわりに数多く見られる。流体力学は産業界では不可欠な分野であるものの、数式が多く用いられる、若干日常感覚からずれていて理解しにくいなどの理由で敬遠されてしまう分野の一つかもしれない。
流体力学を学び始めるとき、まず質点の力学から連続体の力学への思考法の転換を迫られる。また流体力学は剛体の力学と異なり、物質が常に流れてきて入れ替わるという特徴をもつ。さらに圧力の力学的な意味の二面性や、乱流の本質的な部分の理解も難しいかもしれない。
本書は著者が大学での講義の経験を生かして、上記のようなつまずきやすい点をわかりやすく説明しながら、機械工学系の学部生が学ぶ基礎的な部分をまとめた流体力学の教科書である。
また、最近の大学のグローバル化の流れに伴い、海外からの留学生も講義を聴講している。そこで本書では英語と日本語両方の表記を行い、日本人および海外からの学生が自力で学習できるようにした。
本書が、流体力学についての学生達の理解を助ける一助となり、かつ彼らが将来関わるであろう様々な研究・開発・生産業務において本書の知見を活かして頂ければと願っている。
【目次】
第1章 流体および流体力学について
chapter 1 Fluids and fluid mechanics
1.1 イントロダクション
1.1 Introduction
1.2 流体の物理的性質
1.2 Physical properties of fluids
第2章 流れの基礎的現象とキーワード
chapter 2 Basic flow phenomena and key terminology
2.1 各種基礎的現象
2.1 Basic flow phenomena
2.2 渦について
2.2 Vortices
第3章 流体の静力学
chapter 3 Statics of fluids
3.1 流体と圧力
3.1 Fluids and pressure
3.2 マノメータ
3.2 Manometer
3.3 浮力
3.3 Buoyancy
第4章 流れの連続の式
chapter 4 Equation of flow continuity
4.1 流れの記述方法
4.1 Methods of describing flow
4.2 連続の式
4.2 Equation of continuity
第5章 ベルヌーイの式
chapter 5 Bernoulli’s formula
5.1 ベルヌーイの式の意味
5.1 Meaning of Bernoulli’s formula
5.2 ベルヌーイの式の適用例
5.2 Example applications of Bernoulli’s formula
第6章 流れの運動方程式
chapter 6 Equation of motion of flow
6.1 流れの加速度
6.1 Acceleration of flow
6.2 流れの運動方程式
6.2 Equation of motion of flow
第7章 次元解析と相似則
chapter 7 Dimensional analysis and similarity rule
7.1 次元解析について
7.1 Dimensional analysis
7.2 相似則と無次元数
7.2 Similarity rule and dimensionless number
第8章 管内の流れ(層流と乱流)
chapter 8 Flow in pipes (laminar and turbulent)
8.1 イントロダクション
8.1 Introduction
8.2 管内の層流
8.2 Laminar flow in a pipe
8.3 乱流とレイノルズ応力
8.3 Tur
目次
第1章 流体および流体力学について
第2章 流れの基礎的現象とキーワード
第3章 流体の静力学
第4章 流れの連続の式
第5章 ベルヌーイの式
第6章 流れの運動方程式
第7章 次元解析と相似則
第8章 管内の流れ(層流と乱流)
第9章 拡張したベルヌーイの式
第10章 物体周りの流れ
第11章 運動量の法則
著者等紹介
小野直樹[オノナオキ]
1987年、東京大学大学院修士課程(機械工学専攻)修了。1998年、同大学より博士(工学)取得。1987年から2003年まで三菱マテリアル(株)、および2003年から2005年まで(株)SUMCOにて研究開発に従事。1993年から1994年までマサチューセッツ工科大学客員研究員。現在は、芝浦工業大学工学部機械工学課程教授。専門は、機械工学、熱流体工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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