量子の不可解な偶然―非局所性の本質と量子情報科学への応用

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量子の不可解な偶然―非局所性の本質と量子情報科学への応用

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320036222
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C3042

出版社内容情報



ニコラ・ジザン[ニコラ ジザン]
著・文・その他

木村 元[キムラ ゲン]
翻訳

筒井 泉[ツツイ イズミ]
翻訳

内容説明

量子の世界では、遠く離れた場所にいる2人の同時に投げたさいころが必ず同じ目を出す、という常識的には考えられないことが起こってしまう。しかし、そのような非局所的な相関関係が成り立つのであれば、片方の1人がさいころの出る目を操作することで、どんなに遠く離れた相手にも瞬時に情報を送れてしまう。つまり、光速を超える通信が可能になってしまうのだが、そんなことは本当に実現できるのだろうか。どちらの「非常識」が新しい科学の「常識」となるのか、その鍵を握る量子の本質的な「偶然性」について、量子物理学の第一人者がそれ真髄を丁寧に説明する。アインシュタインを“打ち負かす”実験で知られる物理学者アラン・アスペによる序文を収録。量子論は驚くほど整合的で美しい!

目次

前菜
局所相関と非局所相関
非局所性と真のランダム性
量子複製の不可能性
量子もつれ
実験
応用
量子テレポーテーション
自然は本当に非局所的なのか
非局所性の新しい展開
結論

著者等紹介

ジザン,ニコラ[ジザン,ニコラ] [Gisin,Nicolas]
量子物理学者、ジュネーヴ大学名誉教授。量子テレポーテーションや量子暗号などの量子情報科学の第一人者であり、量子もつれを中心とした量子力学の基礎に関する研究でも有名。実験物理学と理論物理学の両方を研究する稀有な存在である。2009年ジョン・スチュワート・ベル賞受賞、2014年「スイスのノーベル賞」と呼ばれるスイス科学賞受賞

木村元[キムラゲン]
2004年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、芝浦工業大学システム理工学部教授、博士(理学)。専門は量子基礎論、量子情報理論、一般確率論

筒井泉[ツツイイズミ]
1988年東京工業大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所特別准教授、理学博士。専門は量子基礎論、場の量子論、素粒子論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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k-oniisan after

2
物理学用語は中二心に突き刺さる。■角運動量保存則、不確定性原理、シュレディンガーの猫、種々あるが、非局所性なんてのもそうだろう。何それどんな意味?という好奇心を刺激する謎ワードが本書のテーマだ。普段の出来事の原因を論理的に考えてみると、全ては因果関係で繋がることが分かる。あることが原因となって別のある事が起き、それが原因となってまたあることが起きる。それが原因となり... このように出来事は全て原因と結果によって結べる。だから、風が吹けば桶屋が儲かる理由が分かるわけだ。■この性質を局所性と言う。しかし、2022/12/10

Hayato Shimabukuro

1
2022年のノーベル物理学賞の対象にもなった「量子もつれ」について、「ベル・ゲーム」を通して理解しようとする一冊。量子力学において、「非局所性とランダム性」が重要な役割を果たすことが繰り返し強調される。特に2章と3章が量子力学の世界の不可解さを理解するのに役立つ。2023/02/26

Kazunori Ishizu

1
量子エンタングルメントについて明確にイメージが持てる良書。 「非局所的なランダム性」が本質2023/02/23

斉の管仲

0
量子理論による「真性乱数発生器」がデバイスとしてあることが、なんか不思議。デバイスは「もの」だから、はきだす数字が真の偶然性に支配されるというのは、信じがたい。2023/12/05

けっと

0
量子論の特徴のひとつである「非局所性」やその実証実験についてかなり明確に、そして分かりやすく説明しています。量子相関・局所性・実在性といった、量子基礎論を勉強すると出会う用語について手っ取り早く理解するにはちょうど良い、入門書として最適な本だと思います。付録にあるベルの不等式の導出や著者の思想の補足説明もかなり明瞭であり、一見の価値があります。2023/07/23

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