基本法則から読み解く物理学最前線<br> 分光イメージング走査型トンネル顕微鏡

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基本法則から読み解く物理学最前線
分光イメージング走査型トンネル顕微鏡

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320035522
  • NDC分類 549.97
  • Cコード C3342

出版社内容情報

 1980年代に発明された走査型トンネル顕微鏡は、個々の原子を識別できる究極の空間分解能で物質の表面形状を調べる手法として急速に普及したが、もう一つの特徴である電子分光装置としての側面は、今世紀に入るまで十分に利用されてこなかった。本書は、これらの二つの特徴を同時に活用して電子励起スペクトルの空間分布を原子分解能で描き出す、分光イメージング走査型トンネル顕微鏡と、その物性研究への応用について解説した初めての書籍である。
本書では、走査型トンネル顕微鏡の「顕微鏡」としての説明は最小限にとどめ、「電子分光装置」としての背景・ハードウェア・データ解析のポイントを基礎から詳しく解説した。また、分光イメージング走査型トンネル顕微鏡を用いた物性研究で重要な役割を果たす準粒子干渉効果と、そこから引き出される豊富な分光情報に関して基本的な考え方を解説した。さらに、分光イメージング走査型トンネル顕微鏡によって、興味深い物性を示す物質の電子状態が実際にどのように明らかになるのかについて、超伝導体やトポロジカル絶縁体を例として紹介した。

目次

第1章 はじめに
第2章 走査型トンネル顕微鏡/分光(STM/STS)
第3章 分光イメージング走査型トンネル顕微鏡(SI‐STM)の装置技術
第4章 SI‐STMのデータ解析
第5章 準粒子干渉
第6章 銅酸化物高温超伝導体
第7章 鉄系超伝導体
第8章 極端条件下でのSI‐STM
第9章 SI‐STMの拡がり

著者等紹介

花栗哲郎[ハナグリテツオ]
1993年東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程修了。2013年‐現在、理化学研究所創発物性計測研究チームチームリーダー、博士(工学)。専門、低温物性実験

幸坂祐生[コウサカユウキ]
2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士後期課程修了。2022年‐現在、京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻教授、博士(科学)。専門、低温物性実験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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