出版社内容情報
●内容
本書は"曲線論から始まる代数幾何の入門書"である。学部学生にも馴染みのある平面上の代数曲線を扱っており,具体的な計算ができるといった点で,代数幾何学の入門書として,より敷居を低くした理解しやすい内容となっている。
本書は2部構成をとっており,第1部は平面曲線の本論であり,第2部は付録となる。この第2部では平面曲線論を理解するのに必要な可換代数の知識を解説しており,特に学生にとって理解の難所となる,完備化や局所化の操作,テンソル積等を取り扱っている。本書では,これらを付録として掲載することで自己完結を図っている点も特徴である。
目次
第1部 平面代数曲線(アフィン代数曲線;射影代数曲線;代数曲線の座標環と2曲線の交点;代数曲線上の有理関数;交叉重複度と2曲線の交叉サイクル ほか)
第2部 代数的な基礎(次数代数と次数加群;フィルター代数;商標と局所化;中国式剰余の定理;ネーター局所環と離散付値環 ほか)
著者等紹介
新妻弘[ニイツマヒロシ]
1946年茨城県に生まれる。1970年東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、東京理科大学理学部数学科教授・理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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